道路工事施行承認申請ガイド section1 はじめに

道路管理とは
道路法に基づいて道路を管理する者を、「道路管理者」といいます。一般国道の場合は、国土交通大臣と都道府県知事が道路管理者となっています。
道路工事施行承認申請とは
道路工事施行承認申請とは、道路に関する工事の設計や実施計画について、道路管理者である国土交通省の承認を受けるためにする申請のことです。
申請が必要な場合
道路に出入口を設置したり、道路の法面を埋め立てたりする場合など、道路の構造を変更しようとする場合には、必ず申請しなくてはなりません。
●申請が必要な場合(代表的な例)
・道路の法面を埋め立てたり、切り土する場合
・道路に出入口を設置する場合
・歩道の切り下げ、側溝の嵩上げ、蓋かけをする場合
・道路の付属物(ガードレール・植樹・標識など)を撤去したり、移設する場合など
この他にも、工事の内容によっては、申請の必要な場合がありますので、出張所にお問い合わせください。
認証基準
 道路に、必要以上に出入口が設置され、無制限に車が出入りすると、いろいろな所から車が突然道路に飛び出すことになり、歩行者などの道路を利用する皆さんの安全性を脅かすことになります。
 そのため、出入口を新設する場合には、道路に隣接する土地の立地状況や、出入口を利用する車種などによって、出入口の数、幅、舗装構成などの基準が設けてあり、申請内容はこの基準によって審査されます。
 このように、道路工事を承認する場合には、交通安全上・道路管理上の観点から、一定の基準が設けてあり、そのことによって道路を利用する皆さんの利便性・安全性を確保しています。
工事の費用
工事の費用は、申請者が負担しなければいけません。

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