【活動の背景】
県境サミットを構成する16市町村の圏域は、過去「たたら製鉄」「和牛」「製炭」という共通産業で交流を行ってきたが、これらの産業の衰退の中で、地域の交流は薄れつつあった。
現在、これらの市町村は過疎化、高齢化の波にさらされており、こうした問題は、一自治体だけで解決するのは自ずと限界があることから、平成5年7月に鳥取県日南町長の呼びかけで県境サミットを結成した。
【活動の目的】
県境サミットは構成市町村が負担金を出し合って年間を通して共同事業を行っている。
構成市町村は各県の中心都市から見れば端(エッジ)に位置し、程度の差こそあれ、人口の減少と高齢化という過疎地共通の悩みを抱えているが、自らの地域を中心と捉え、県境という行政区分にとらわれない主体的な活動を行っている。
県境サミットに参加する16市町村は「森林文化都市=エメラルド・シティ」の名でイベントや観光情報を共同発信するとともに、福祉、文化等多彩な事業を展開している。 |