(1)道路構造物の老朽化の現状

@国が管理する橋梁の老朽化の現状

中国地方整備局が管理する橋梁は、平成25年4月1日現在3,138橋(L=2m以上)であり、高度経済成長期(1955年〜1973年)に全体の約4割にあたる約1,350橋が建設されています。今後これら橋梁の高齢化が一斉に進むことから、補修・架替えが必要となることが想定されます。

中国地方整備局における建設後50年以上を経過した橋梁箇所数の占める割合は、現在の約25%から20年後には約60%にまで急激に増加します。

架設年次別の橋梁箇所数分布

経過年数別橋梁数(L=2m以上)

@地方公共団体が管理する橋梁の老朽化の現状-1

中国地方における地方公共団体が管理する橋梁は、平成25年10月1日現在15,734橋(L=15m以上)であり、今後これら橋梁の高齢化が一斉に進むことから、補修・架替えが必要となることが想定されます。

各県政令市別の建設後50年以上を経過した橋梁箇所数の占める割合については、下記のとおりであり、20年後には5〜6割にのぼります。

経過年数別橋梁数(L=15m以上)

@地方公共団体が管理する橋梁の老朽化の現状-2

経過年数別橋梁数(L=15m以上)

A国が管理するトンネルの老朽化の現状

中国地方整備局が管理する供用中のトンネルは、平成25年4月1日現在225本であり、このうち、高度経済成長期(1955年〜1973年)に全体の約3割にあたる72トンネルが建設されています。今後、これらトンネルの高齢化が一斉に進むことから、補修を必要とするトンネルが増加することが想定されます。

中国地方整備局における建設後50年以上を経過したトンネル本数の占める割合は、現在の15%が20年後には45%と急激に増加します。

建設年度別のトンネル本数分布

経過年数別トンネル数