『こども110番の工事現場』とは

目的
  歩行者や周辺住民へ迷惑をかけることが多かった路上工事の現場を、こどもを見守り、保護する場所として提供することで、犯罪抑止効果による地域貢献、地域との連携強化等を目指しています。
特徴
@ この取り組みは、中国地方整備局広島国道事務所が2006年1月から全国で初めて導入し、同3月より中国管内全域の取り組みに努めています。
A 工事受注者の自発的判断で実施されるもので、発注者は助言・サポートを行います。
B 子どもへの周知は、学校、警察と連携・協力して行います。
C 工事中は「子ども110番の工事現場」であることを示すロゴマークの入った看板等を設置しています。

ロゴマーク

(中国地方整備局で作成)

本ロゴマークの他、各地域において統一のロゴマークが
ある場合にはそちらを使用するようにしています。


こども110番の工事現場ロゴマーク

ロゴマーク

(広島国道事務所で使用している例)

広島県「減らそう犯罪」推進会議(事務局:広島県警)の
キャンペーン用ロゴを使用


減らそう犯罪ロゴマーク

標準的な取り組み概要

「子供110番の工事現場」では 子供が危険な状況のとき 子供の一時保護 警察への通報 をします

全員が
◆
子どもが誰かにつけられているとき
◆
子どもが声を上げて逃げているとき
◆
子どもが助けを求めて駆け込んだとき
◆
子どもが何らかの被害に遭っているとき
子どもを救助します

子どもが助けを求めやすい雰囲気にしています
看板は見えやすく設置します
身だしなみも気をつけます
急な駆け込みをしても安全な状態にします

コミュニケーションを大切にしています
子どもの姿を見かけたらあいさつをします

上記取り組み概要を参考に、工事現場毎にマニュアル等を作成し、
より細かな対応が出来るよう取り組んでいます。
取り組み状況(写真)
こども110番実施中の工事現場の状況(登下校時の様子)
登下校時の様子 登下校時の様子
こども110番実施中の工事現場の状況(工事現場の様子)
工事現場の様子 工事現場の様子
こども110番実施中の工事現場の状況(ロゴマーク入り看板)
ロゴマーク入り看板 ロゴマーク入り看板
こども110番実施中の工事現場の状況(現場事務所の状況)
現場事務所の状況 現場事務所の状況
地域の皆様の声
○島根県雲南市 地元自治会長
下校する子ども達を見守ってもらえることは、ありがたいことです。子ども達が気軽に声をかけられる環境づくりをお願いします。

○島根県雲南市 小学校教諭
下校時は1年生だけでの帰宅となるため、交通事故や事件に巻き込まれるなどの心配をしています。配布された現場スタッフの笑顔の顔写真を見て安心しました。
今後も特に山間部などでも、この取り組みが広がることを期待します。

○広島県呉市 小学校校長
子ども110番の取り組みを聞いて、学校関係者だけでなく地域ぐるみで子どもを守ることに感心があることが分かり、うれしく思う。子どもたちには「何かあったら工事現場の人が守ってくれるよ」と話してあります。

○広島県呉市 保護者の方
今まで工事現場の騒音を不愉快に思っていた。この試みを知ってから、工事の音が聞こえると娘の安全が守られているようでほっとする。 


こども110番の工事現場 国土交通省 中国地方整備局 道路部 道路管理課 TEL(082)221-9231(代)