道の駅「かもがわ円城」は、岡山県の中心に位置する加茂川町の国道429号沿いにあり、岡山県下で一番最初にできた道の駅です。周辺は吉備高原の豊かな自然の中に農山村風景が広がります。
 駅舎は、かつて門前町として栄えた町にふさわしく、和風の外観をしています。

住所
岡山県御津郡加茂川町上田西2325-1

連絡先
TEL 0867-34-1717
FAX 0867-34-1686

アクセス方法
○山陽方面からは

 山陽自動車道岡山総社ICから国道429号を津山方面へ約40分
○鳥取方面からは
中国自動車道津山ICから国道429号を岡山方面へ約1時間
○山口・島根方面からは
中国自動車道院庄ICから国道429号を岡山方面へ約1時間

地図

 

 吉備高原の素朴でのどかな風景を抜けると、峠の上に道の駅「かもがわ円城」はありました。
 道の駅かもがわ円城のある加茂川町は、国土地理院の協力のもと科学的に検出された岡山県の中心地。岡山県の県境を縮小していくとその中心にあたるそう。このことから、「ハートの町」として、住民一体となり真心あふれるまちづくりに取り組んでおられます。

加茂川町の位置。
町の形もハートに見えませんか?

ハートオブおかやまのキャラクター
「せんたろう」くんです。
 案内表示に従って駐車場に入っていくと、電車が走っているわけでもないのに踏み切りがありました。「道の『駅』だから踏み切り。」だそうです。
 道の駅の建つ『品野峠』の名前もはいり、レールも敷いてあり、なかなかお茶目です。

 踏み切りにびっくり。
 朝から駐車場をいっぱいにするほど人気があるふれあい市場。主婦を中心に、多くの人で賑わっていました。

 建物内の農産物直売所には、取れたての新鮮な農産物や手作り加工品が豊富に並んでいました。商品には産地名や生産者名が記載されており、なかには生産者が解る顔写真がついたものもありました。

 常連さんの中には「この野菜なら○○さんが作ったものがお気に入りだから」と、決まった生産者の商品を買っていく方もおられるとのこと。店長の高島さんは、「作った方が分かると安心できるということで、気に入ってくださるお客様が多いようです。愛情込めて作っているので、気に入って頂けるのはとてもうれしいですね。」と話してくださいました。
 野菜がたくさん詰まった袋を両手にさげて帰られるお客さん達の姿を見るだけで、評判がいいことがわかります。

気さくな高島店長さん


新鮮野菜が並び、
種類も豊富です。

大玉のキャベツは
まとめ買いをする人も。

特産のバラとカーネーション。
色鮮やかで長持ちするのが特徴

 人気商品は、円城白菜を使用したキムチ。円城白菜とはこの地区の名産品で、高原野菜は昼夜の寒暖差により甘味が強いのが特徴。この白菜を使ってつくられた本格的なキムチは、発売以来ヒットしており、一年を通して売れ筋の商品だそうです。確かに、朝には棚いっぱいに並んでいたのに、昼過ぎには残りわずかになっていました。
 実際に食べてみると、歯ざわりが良く、控えめな塩気、素材の甘味とコクと辛さがしっかりとした味は、キムチが大好きな私も大満足でした。もっと買って帰ればよかったと後悔。
 その他、きゅうりや大根のキムチもあります。

 この日は他にも花の苗なども販売されていたのですが、土日祝日のみの限定商品でつきたてのお餅もありました。地元産の黒豆を使った豆大福と、手摘みのよもぎ餅と、白餅。もち米は契約栽培のものを使用しているそうです。
 「ぺったんぺったん」と音がすると人が集まってきて、出来たそばから売れていきます。あっという間になくなり、次に出来上がるのを待つお客さんも。一日に60kgの米を炊き、朝から始めて14時頃には完売するそう。やっぱりつきたてはおいしいですよ。

元気いっぱいの明るい奥様方は
円城地区の主婦の方々。

正月には行列のできる
円城特産のみそ

地元産のコシヒカリ、国産のサバを使用したさば寿司もお薦め


加茂川町の特産品コーナー

境港直送の海産物

色とりどりの植木

 2箇所あるお食事処は、昼時になると大盛況。どちらも地元産の食材を使ったこだわりのメニューが揃います。
 駅舎内にある食堂の名物は、郷土料理の「くさぎ菜のかけめし」です。
 くさぎ菜とは、山野に自生するクサギという木の葉。乾燥させておいたものをもどして味付けするそうです。にんじん、玉子、ごぼう、岡山地鶏が一緒にのったご飯にダシがかかっており、全部をまぜていただきます。
 その他、うどんなどの軽食もあります。

くさぎ菜のかけめし

直売所で売られていたくさぎ菜

お昼時の賑わい。


 隣接するレストハウス「品野屋」。地どりカレーや地どり親子丼など、岡山地鶏を使ったメニューが豊富です。地元産の食材を使った日替わりの品野屋定食もあります。
 ごはんの量が多いなぁと思っていたら、つくっているみなさんがたくさん食べる方々のようで、ついつい多くなってしまうそう。

「『また来たよ』って言ってもらえるとうれしいです。」と、明るい店長の石田さん。

地どり親子丼

加茂川キムチの入ったソバ
営業時間/11:00〜17:00  休み/毎週水曜日、毎月第3木曜日


 木のぬくもりのある休憩室には畳の間があり、横になったり足を伸ばして休憩できます。昼時にはとなりの食堂からご飯をもってきて食事をする人も。大画面のテレビを見ながら、わいわいと賑わっていました。

くつろげる休憩室

岡山県の重心点を指しています。

せんたろうスタンプ





   「道の駅かもがわ円城」の駅長さん、小林正男さんが選ぶおすすめBest5は

BEST1 生鮮野菜

BEST2  白菜キムチ
 ふれあい市場内売上ナンバー1です。
 赤土の土質と朝夕の温度差による甘味のある果菜類が揃います。特に秋冬野菜の中で円城白菜は有名です。 (白菜の旬:10月〜12月下旬)
 韓国風キムチ味と円城白菜の美味さがマッチしています。道の駅開設以来のヒット商品です。

3 加茂川産地どり肉 4 果物 5 ジャンボかぼちゃ大会



 自然の中で飼育した、やわらかく美味な味わいのある肉です。  季節に合った果物を安価で提供しています。昼夜の温度差により甘味があります。桃は7〜8月頃、マスカット・ピオーネは8〜10月頃が旬です。  毎年8月に実施しています。昨年は50戸の農家が400個出品し、最高は100.9kgでした。

    メッセージfrom駅長
    小林正男駅長

 道の駅かもがわ円城は県下では一番目に開駅し、ドライバーの憩いの場として、町の情報発信・交流の場として大変な賑わいを見せています。
 休憩で利用されるドライバーや新鮮な野菜などを求めて定期的に来られる方など様々ですが、多くの方に好感の持たれる「日本一の駅舎、日本一の駅員になろう!」を目標に努めています。


利用者インタビュー


岡山県総社市
森脇さん、東田さん親子

道の駅の横を通ると必ず寄りますよ

 評判の良さを友達から聞いていたのでドライブがてらやってきました。
 今までどこにいっても道の駅の横を通ると必ず寄っていたので、道の駅はよく利用しています。
 ここは地元でできた野菜や特産品を多く扱っているとのことでそれを目当てにしていたのですが、期待通りで良かったです。今後も通ってみようと思います。



岡山県岡山市 黒瀬さん

毎週来ています。

 ふれあい市場には毎週来ています。自宅でも野菜を作っていますが、ここの野菜はおいしいので、足りない野菜はここで買っています。いつも近所の方を誘って来るのですが、声をかけると喜んでご一緒してくださいます。
 今日も近所の奥さんと一緒に来て、野菜とお花を買いました。



岡山県笠岡市 虫明さん
温泉に行く途中です。 

 母と奥津温泉に行く途中に寄りました。市場の品が良いので、半年に一度くらいですが、奥津温泉に行く際には必ず寄って、お野菜などを買っていきます。



施設について


トイレ  

駐車場


ぬくもりのある休憩コーナー

周辺・隣県情報パンフレット

情報コーナー
・情報端末による情報(規制情報、路面状況情報、気象情報、医療情報、他の道の駅情報、周辺観光情報)
・パンフレット等による観光情報提供など



近くもいっぱい!

温泉
ラーバニスト小森の里
レジャー 加茂川町総合スポーツ公園 
・道の駅から国道429号を津山方面に車で約10分
 江戸時代に発見された小森温泉の湯を引く天然温泉の宿。入浴のみの利用も可能。水曜休み。
・道の駅から車で約5分
 体育館、野球場、多目的広場、テニス場、 グラウンドゴルフ場があり、自然の中でスポーツを楽しむことができる。

茶房かたやま邸
歴史文化 加茂川町民俗資料館
・道の駅から国道429号経由、車で約5分
 日本建築様式を残す旧家・片山邸の広い土間を利用した和風レストラン。地域の食材を使った素朴な料理が楽しめる。
・道の駅から国道429号を岡山方面に車で約5分
 加茂川町に伝わる古い生活道具や農具など、約100点が展示されています。


4月 水曜朝市
  7日、14日、21日、28日
花フェスティバル
  10日(土)〜12日(月)
5月 水曜朝市
  12日、19日、26日
産地とれとれ市
  1日(土)〜5日(水)
7月 スイカ祭り
8月 ジャンボかぼちゃ大会