市町村からの意見等への対応状況の公表(試行)

太田川
【太田川河川事務所】
市町村名

事務所受付
年月日

意見等内容

対応状況等

広島県
 広島市
平成15年5月13日  太田川マリーナ整備事業を推進してほしい。
 
 広島市が平成16年1月に「市の事業費を伴う事業参画を一旦中止する。」と発表したことから、今後の事業の進め方について市との協議が必要となった。
 中央公園と旧太田川基町環境護岸との一体化整備を推進してほしい。
 
 整備計画について広島市と調整を行いながら、国として実施可能な範囲について検討を行う。
 旧太田川北大橋左岸、同空鞘橋左岸のアンダーパス整備を推進してほしい。


 
 北大橋アンダーパスについては、平成15年度整備を行う。
 空鞘橋アンダーパスについては、事業化を目指し、必要な調査等を進める。
 水上交通の活性化に向け、航路確保のための浚渫を実施してほしい。  航路確保の必要性等について、調査、検討を行う。
 高潮堤防施工箇所について、河岸緑地の整備に関し、国と市の役割分担への特段の配慮をお願いしたい。  広島市の河岸緑地整備に関する計画を確認した上で、国として協力できる範囲等について検討する。
 旧太田川の基町環境護岸周辺について、底質・水質改善を推進してほしい。  河床に堆積したヘドロ状の微粒分の除去や、覆砂などの対策について、試験的な実施等も含めて検討する。
 太田川放水路の緊急用河川敷道路の整備とあわせた親水護岸、親水広場の整備を推進してほしい。  平成15年度に緊急用河川敷道路の整備と併せて親水護岸等の整備を行う。
広島県
 広島市
 加計町
 戸河内町
 湯来町
 筒賀村
平成16年5月24日  市内派川高潮対策事業及び出島地区における床上浸水対策特別緊急事業の早期完成並びにゼロメートル地帯の堤防の耐震性向上  高潮対策事業については、近年の瀬戸内海の潮位上昇も踏まえ対応を考えていく。
 一方、水のある風景、潤いを与える身近なふれあいの場として環境整備事業を進め、環境教育の場としての活用、個性のある地域づくりに取り組みたいと考えており、今後も地元のご協力等をお願いする。
 太田川中上流部及び支川根の谷川の未改修危険個所の早期解消
 親水空間の整備を行い、良好な河川環境を形成する太田川河川環境整備事業の積極的推進
広島県
 広島市
平成16年6月2日 プレジャーボート等の急増を背景とする河川における無秩序な係船等が年々増加し、治水上の問題、都市景観の悪化、橋梁・河岸緑地等の施設管理上の問題となっているため、「水の都ひろしま」にふさわしい水辺空間の確保が重要な課題となっており、不法係留船対策の促進をお願いする。  広島市は平成16年1月に「市の事業費を伴う事業参画をいったん中止する」と決定されたところである。マリーナ整備事業再開に向け、採算性の向上等検討が必要と考えており、それらを含め今後の事業の進め方について現在、広島市当局と協議を行っているところ。
 平成3年の台風19号及び平成11年9月の台風18号によっても高潮で市内随所に浸水被害が発生しており、堤防の耐震性向上対策とあわせ高潮対策事業の早期完成をお願いする。
高潮対策については、これまでの大きな台風被害を踏まえ、再度災害防止の観点から、耐震対策工と併せて高潮堤防事業の進捗を図っている。
 しかし、高潮対策が必要な地区において、未だ地元の理解が得られていない箇所があるので、地元協議等への協力を含め広島市のご支援をお願いする。
平成16年10月18日  平成3年の台風19号及び平成11年9月の台風18号によっても高潮で市内随所に浸水被害が発生し、また、本年9月7日には観測史上最大の風速を記録した台風18号によって大きな被害が発生した。従前より高潮対策事業の推進に努力していただいているが、さらなる事業促進について配慮されたい。  高潮対策については、これまでの大きな台風被害を踏まえ、再度災害防止の観点から高潮堤防事業の進捗を図っており、天満川の昭和橋下流右岸については、「緊急対策特定区間」、また、元安川出島地区については、「床上浸水対策特別緊急事業」として整備を促進している。
 しかし、高潮対策が必要な地区において、未だ地元の理解が得られていない箇所があるので、地元協議等への協力を含め広島市のご支援をお願いする。
広島県
広島市
安芸
  太田町
平成17年6月15日   広島市内派川の高潮堤防の早期完成とともに堤防の耐震性向上対策及び放水路緊急用河川敷道路整備を強力に推進すること。
 
 市内派川の高潮対策については、これまでの大きな台風被害を踏まえ、再度災害防止の観点から高潮堤防事業の進捗を図っており、その際に耐震対策も併せて推進している。
 放水路の堤防については、緊急用河川敷道路の整備と併せて堤防強化工事を実施し、国道54号祇園大橋から国道2号旭橋間の対策が完了している。
 太田川中・上流部の未改修区間については、現在策定検討中の河川整備基本方針及び河川整備基本計画に基づき、整備手法の検討等行うこととなる。
 環境整備事業については、アンダーパスの設置や河岸緑地のための基盤整備、護岸の景観設計などに取り組んでおり、今後もハード・ソフト両面にわたって計画的に取り組んでまいりたい。
 太田川中・上流域の未改修危険個所の早期解消を図ること。
 
「水の都ひろしま」の実現を図るため、河川環境整備を積極的に推進すること。
平成17年10月26日

本年9月の台風14号により広島市や安芸太田町の太田川中・上流域では、豪雨による大出水で360戸を越える家屋が浸水被害を受けた。同流域では、度重なる災害を経験しており、水害は平穏な生活を望む住民にとって大きな脅威であり、台風14号がもたらした豪雨に住民は大きな衝撃と痛手を受けている。
 今回の被害状況を踏まえ、河川災害箇所の早期復旧及び浸水箇所の再度浸水防止、特に床上浸水箇所の早期対策の実施を強く要望する。
 浸水被害対策の軽減に向け緊急的な対応が必要と理解しているが、被災地は山間狭隘部が多く事業用地の確保や道路との調整が必要である。このため、事業の実施に向けては広島市及び地域住民の理解と協力が不可欠である。
 また、防災情報の伝達や避難行動の確実化など地域防災力向上に対する取り組みは早急に実施する必要がある。広島市においては、地域住民と連携しながら体制の整備を早急にお願いしたい。