中国地方まちづくりシンポジウム〜地域主導の個性あふれるまちづくりを目指して〜
概 要 報 告
■優秀賞の表彰  
優秀賞の表彰  平成19年3月15日(木)13:00より倉敷市立美術館講堂において『中国地方まちづくりシンポジウム〜地域主導の個性あふれるまちづくりをめざして〜』が開催され約120名が参加した。
 シンポジウムでは、最初に主催者を代表して国土交通省中国地方整備局大久保副局長による挨拶が行われ、引き続き委員である国土交通省中国地方整備局永井建政部長より中国地方の優秀賞(全国大会地方代表地区)選ばれた「鳥取県倉吉市倉吉打吹地区」と「広島県安芸太田町旧可部線沿線地域下流地区」の紹介と表彰状の授与が行われた。

  ■鵤助教授による基調講演
 基調講演では、「人口減少社会における持続可能なまちづくりの必要性」をテーマに山口大学大学院の鵤助教授より、持続可能なまちづくりに重要な点は、(1)都市の力に見合った住民主体の活動を継続する、(2)地域のまちづくりの体制づくり、(3)地域の潜在的人材、アイデアの顕在化、(4)面白いシナリオメイキングによる住民の巻き込みであるとの講話が行われた。
鵤助教授による基調講演

■パネルディスカッション  
パネルディスカッション  基調講演を頂いた山口大学大学院の鵤助教授をコーディネーターに迎え「地域の特性を活かしたまちづくり」をテーマパネルディスカッションが行われ、パネリストの方々のこれまでの実体験を交えながら、まちづくりの取り組みやまちづくりのモチベーションと初動期の活動及び行政の支援、まちづくりの体制、住民と行政の連携などについて議論が行われた。最後に鵤助教授により、まちづくりでは(1)初動期は苦労も多いが重要なポイントである、(2)進める上で活動のリーダーが不可欠である、(3)結果が重要でなくそのプロセスが重要であるとのまとめが行われた。
左より    
[コーディネーター] 鵤 心治 氏 (山口大学大学院 助教授)
[パネリスト] 阿部 典子 氏 (NPOまちづくり推進機構 岡山事務局)
  大久保 仁 氏 (国土交通省 中国地方整備局 副局長)
  中村 泰典 氏 (NPO倉敷町屋トラスト代表理事)
  長谷川 稔 氏 (倉吉市長)
    (五十音順)

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