【2】まちづくり交付金『岐久海岸地区』について/出雲市都市計画課■■■

『岐久海岸地区』は、美しい「日本海」の恵みと特産の「いちじく」を生かし、健康で活気のある住みよいまちづくりを目指しています。

当地では、定住促進と高齢化社会への対応も喫緊の課題となっていますが、全国から参加者を集めるようになった「スウィム・ラン」や平成10年に「道の駅“キララ多伎”」が開設したことにより芽吹いた地域活性化の芽をこの事業により更に大きく育てたいと考えています。

○海洋資源活用健康増進施設(提案事業・地域創造支援事業)

美しい日本海が目の前にある立地を活かし、ストレス等の現代病に対する効果が注目されているタラソテラピー(海洋療法)施設を整備し、海の資源により、健康の3要素である「運動・栄養・休養」を提供し、視覚的にも四季を映し出す「癒し」としてメンタルな効果も与えてくれます。

○特産の「いちじく」振興環境の整備

いちじくは、ほのかな甘さと独特の食感があり、年間を通しての収益につながる加工品としても大きな可能性を持っています。
官民協働による加工品開発、販路拡大に取り組む拠点施設として整備する「いちじく館」には、農業振興、地域雇用確保といった相乗効果を求めています。

○区域内道路、鉄道駅周辺のバリアフリー化

整備計画区域には、その利便性から、市役所支所、図書館等の公共施設、小中学校、老人保健施設等が集積しましたが、それを繋ぐ道路等は、高齢化が進んでいる地域にあって、安心して歩けるものではなかったため、市民意見を尊重した計画を策定し、結節点である鉄道
駅舎、広場から改良し、バリアフリーの交通ネットワークづくりに取り組んでいます。

○公営住宅等整備

利便性の高い区域内に、定住促進又は高齢者も安心して住まえることを目的とした公営住宅を整備します。

まちづくり交付金による事業が、単なる施設整備だけでなく、紹介した「道の駅“キララ多伎”」を多くの旅行者で賑わう「道の駅」に盛り上げている地域の力と協働しながら、効果を発揮させたいと考えています。

【出雲市 都市計画課(0853-21-6744)】
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