【1】新任のご挨拶■■■

この度、中国地方整備局副局長となりました、大久保です。直前の本省大臣官房会計課長という抽象的・総論的な部署から、久しぶりの現場の風が吹く具体的な仕事のある部署に勤務することができて、喜んでいます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。自己紹介を兼ねて若干申し上げると、このポストは、私にとって初めてというものが2つあります。

まずは、広島、もう少し大きくいって、西日本で生活することです。
これまで、私は、東北の弘前、八戸、東京、地方勤務の名古屋、外国生活を送った韓国ソウルなどで暮らしてきました。広島も、来たばかりであまりよくわかりませんが、それぞれの街がそれぞれの個性と魅力を持っているように、山川海という美しい自然に囲まれた、暮らしやすい、魅力に満ちた都市だと思います。前のポストでは、各方面からの公共事業に対する批判に対して、国民の安全・安心の確保、地域社会の基盤整備、国際競争力の強化などの観点から公共事業の必要性と重要性を主張してきましたが、実は、それぞれの現場できちんとした仕事をして、住民の皆様に評価していただけるインフラストラクチャを作っていくことが、一番わかりやすい説明だと思います。皆様方と一緒になって、暮らしやすい郷土を作るために、インフラ整備についてきちんとした取組みを行っていきたいと考えています。

次は、地方整備局での勤務です。元々私は、旧運輸省に入省し、航空や鉄道などの仕事に携わってきました。その観点からみると、運輸業界の基本は既に整備されたインフラを活用しての『経営』の世界で、あまり新規のインフラ整備に積極的でないところがあります。これに対して、道路、河川、都市、住宅等の世界では、新規のインフラ整備に積極的で、あまり既存インフラを活用しての『経営』という要素が少ないところがあります。これまで、そのような2つの世界を比較して見て、私は、本来のところはその中庸にあるのではないかと思っていましたが、それが果たして合っているのかどうか、今回のポストでよく考えていきたいと思います。

いずれにしても、初めての土地での新米の副局長です。明るく、健康で、明日が昨日より良くなるように前向きの仕事をしていきたいと考えていますので、皆様方のご支援とご協力をお願いいたしまして、ご挨拶といたします。

【中国地方整備局副局長 大久保 仁】
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