【17】編集後記■■■

今月号にESTについての記事がありましたが、皆さんはご存知でしたでしょうか。浅学な私は恥ずかしながら知りませんでした。
調べてみますとOECDにより1995年から始まった国際プロジェクトで、公共的衛生や環境システムに害を及ぼさない交通システムであり、定義として「再生速度を上回らない速度で再利用可能な資源を活用」し、「再利用不可能な資源であっても代替し得る再利用資源の開発速度を上回らない速度で活用」可能なシステムだと言うことです。
一言で言えば資源(環境的なものを含め)を枯渇させない持続的な交通システム作りといったところでしょうか。

昔、何かの本で、資源リサイクルは経済的に成立しなければ成功しない。何処かが経済的な負担をして構築されているサイクルは継続しない。そのため、自然の循環サイクルに組み込まれたもので無ければならない。といった内容が書かれていたのを思い出しました。
その例では、江戸の街の発達により、武蔵野の原野が森となったことが書かれていました。
すなわち、江戸に人口が集まり、大量の屎尿が肥料として畑に運ばれ、大量の虫が発生し、この虫を食べてた鳥がねぐらとしていた武蔵野に糞を落とし武蔵野の森ができた、というもので、更にその森の資源を再度江戸の街で利用していたという大きな環境サイクルが構築されていたというのです。(覚え違いがあったら申し訳ありません。)

江戸の街の生活に戻ることなどあり得ませんが、世界的に都市の発展と自然環境との共生を考える動きが出てきているのだと思います。先月号の後記のロハスやスローライフと関連する考えかもしれませんが、個人の価値観の転換も含め、これからのまちづくりについて忘れては
ならない要素の一つだと感じました。

<編集担当>
計画・建設産業課
計画調整第一係長 藤井(内線6131)
******************************************************************

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
このメールマガジンは、各県及び広島市の『組織アドレス』並びに『送信
希望の連絡をいただいた方』を中心に送らせていただいておりますので、
各位におかれては、関係者に広く転送等していただければ幸いです。

また、各県におかれましては、管下の市町村関係部署へ是非とも転送して
いただきたくお願い申し上げます。
その際、市町村に対し『直接送付を望む場合は、建政部宛に直接送付要望
メールを送るように』と添え書きしていただいてかまいません。
(むしろ、その様にしていただければと考えております。)

当方から直接送信を希望される方は、メールアドレスをご連絡いただけれ
ば、次回からは可能な限りそのように対応します。

また、送信の解除や送信先の追加、変更、ご意見・ご要望についても、
ご遠慮なしに次のメールアドレスへお願いします。

mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++