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中国地方まち・すまいづくりメールマガジン
【第31号:平成20年5月30日】

◇◇中国地方整備局建政部◇◇

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報で
関係の方々にお知らせしたいものを提供することを目的として、お世話に
なっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。
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■■目次■■


《表彰決定のお知らせ》

【1】平成19年度「都市景観大賞」■■■

  ◇鳥取市夢街道・鹿野往来城下町地区が「美しいまちなみ優秀賞」に決定◇
  ■■受賞者のコメント■■
    【鳥取市 都市整備部 都市計画課 秋田俊一郎】
    【NPO法人いんしゅ鹿野まちづくり協議会 理事長 長尾 裕昭】

【2】第3回まち交大賞■■■

  ◇府中地区(広島県府中市)が「アイデア賞」に決定◇
  ■■受賞者のコメント■■
    【府中市長 伊藤 吉和】


《地方公共団体からのお知らせ》

【3】瀬戸内市の下水道整備について■■■


【4】倉吉市のまちづくりの取組みについて■■■



《整備局からのお知らせ》

【5】「街なか居住再生ファンド」及び「暮らし・にぎわい再生事業」に関する説明会の開催について■■■


【6】第24回都市公園コンクールの募集について■■■


【7】「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」の成立について■■■


【8】改正建築士法の施行日が決まりました■■■


【9】地域木造住宅市場活性化推進事業の公募について■■■


【10】住宅瑕疵担保責任保険法人の指定について■■■


【11】タイムシェア型住宅供給研究会の設立について■■■


【12】毎年6月1日は「景観の日」■■■

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【1】平成20年度「都市景観大賞」■■■

  ◇鳥取市夢街道・鹿野往来城下町地区が「美しいまちなみ優秀賞」に決定◇
【計画・建設産業課 計画・景観係長 佐々木(内線6134)】

平成20年度の都市景観大賞「美しいまちなみ賞」の優秀賞に、鳥取県鳥取
市の「鳥取市夢街道・鹿野往来城下町地区」が選ばれました。(受賞者:
鳥取市、いんしゅう鹿野まちづくり協議会)

都市景観大賞「美しいまちなみ賞」は、平成13年度から開始された表彰で
あり、美しいまちなみを創り、育てるために、行政と民間が協力し、ハー
ドとソフトの両面を含めた総合的な取り組みが行われている地区を全国か
ら募集し、その中でも特に優れた地区について表彰を行い、広く国民に照
会していくことにより、より良い都市空間の形成を目指すもので、今年度
で8年目を迎えます。
審査では、応募図書等をもとに、まちなみの整備や維持・保全に関する活
動の新規性、独創性、模範生等のほか、都市・地域再生や観光交流の面で
のアピール性等を審査し、賞を選定しています。

今回の受賞は、景観整備に関して、行政とNPO法人が協働し役割分担がうま 
く連携していること。建物のデザインに関しては「400年の伝統をもつ『鹿
野祭り』に似合う」という、祭りと建物の密接な関係で町並み景観が形成
されているユニークさ、それもNPO法人を中心とする市民の積極的な活動が
主体性によるものであることが高く評価されました。

表彰式は、平成20年6月2日に開催される「『日本の景観を良くする国民運
動推進会議』全国大会」において行われます。

なお、詳細については次のホームヘージをご覧下さい。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/city07_hh_000003.html


■■受賞者のコメント■■

【鳥取市 都市整備部 都市計画課 秋田俊一郎】

この度、鳥取市の夢街道・鹿野往来城下町地区が、都市景観大賞「美しい
まちなみ賞優秀賞」を受賞することになりました。
当地区は、江戸初期からの城下町の面影を色濃く残している地区であり、
400年の伝統を誇る『鹿野祭り』の似合うまちをテーマに、住民と行政が協
働して街なみ景観づくり・地域再生を進めてきました。
この事業は当初、住民がまちづくり協議会を発足させ、景観に関する「街
づくり協定書」を住民主体で取り決める中、平成6年度に鹿野町(当時)が
「街なみ環境整備事業」を導入したことにより、一層まちづくりが進展し
たものです。
こうした取り組みに加え、平成14年度には「鹿野ゆめ本陣」、平成15年度
には「夢こみち」の開設により観光客へのもてなしにも力を入れています。
特に「夢こみち」では、有志の方々が発案した「すげ笠弁当」を販売する
など、訪れる方々の好評を博しています。
当市は、平成20年3月に景観計画を定めたところであり、美しい景観を守り
育てていくためにもさらに頑張っていきたいと考えております。
平成21年度には姫鳥線の開通も予定されており、鳥取・鹿野が近くなりま
す。皆様のご来訪を心からお待ちしております。

鹿野往来の紹介HP
 http://www.cgr.mlit.go.jp/cgkansen/michimag/yumeyuku/shikano/shikano1.html


【特定非営利活動法人 いんしゅう鹿野まちづくり協議会 長尾裕昭】

この度は、都市景観大賞「美しいまちなみ賞優秀賞」に選定いただき、心
よりお礼申し上げます。私たちは平成13年に当協議会を立ち上げ、地域住
民の「誇り」であり「心の拠り所」である「鹿野祭り(しかのまつり)」
の似合うまちづくりを目指して、様々な活動を展開してきました。この間、
試行錯誤の繰り返しでしたが旧鹿野町、合併後の鳥取市、そして国土交通
省中国地方整備局のみなさまの温かいご支援をいただき、今日を迎えるこ
とができました。とりわけ、平成16年度に「鹿野往来」が中国地方整備局
より夢街道ルネサンス認定地区として認定されたことが契機となり、県外
の多くの方々にも鹿野のまちづくりを認知していただくことができました。
今後も、住民一人ひとりがより良いまちづくりのために、心を一つにして
活動していきたいと思います。そして鹿野の個性や文化を大切に守り、住
んで良かったと誇りの持てるまちづくりを目指したいと考えています。鹿
野往来のすぐそばには鹿野温泉があり、国民宿舎山紫苑では季節感あふれ
る庭園露天風呂や鹿野地鶏鍋などもお楽しみいただけます。
みなさま、ぜひ一度、鳥取市・鹿野往来へお越しください。そして、街な
み散策の後は、鹿野温泉でおくつろぎください。
ありがとうございました。

鳥取市鹿野町観光マップHPアドレス
 http://www.sanshien.jp/new-statffblog/2008/05/post_3.shtml 
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【2】第3回まち交大賞■■■

  ◇府中地区(広島県府中市)が「アイデア賞」に決定◇
【都市・住宅整備課 市街地係長 高木(内線6167)】

第25回「まちづくり月間」等に関連して、まち交大賞が決定しました。
中国地方からは広島県府中市の「府中地区」が、まち交大賞の「アイデア
賞」を受賞しました。(受賞者:府中市)

「まち交大賞」は、都市再生整備計画における@まちづくりを推進するた
めのテーマの設定、A提案事業を活用したまちづくりのアイデア、B住民
参加の誘導などの計画策定のプロセスの3つの観点から、優良な計画を策
定した市町村を表彰し、その栄誉をたたえるとともに、受賞地区の事例を
全国に幅広く紹介することで、今後まちづくり交付金を活用した、まちづ
くりを一層促進することを目的として実施しています。

過去、第1回まち交大賞では、倉敷市「倉敷駅周辺地区」が「アイデア賞」
を、第2回まち交大賞では、倉吉市「倉吉打吹地区」が「プロセス賞」を受
賞しています。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。
 http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2008may/080526top.pdf

□「まちづくり月間」の実施についてはこちら
 http://www.mlit.go.jp/report/press/city05_hh_000001.html

□「まち交大賞」についてはこちら
 まちづくり交付金情報システム(通称「まち交ネット」)より
 http://www.machikou-net.org/

□まちづくり交付金についてはこちら
 http://www.cgr.mlit.go.jp/chiki/kensei/index_toshi.htm


■■受賞者のコメント■■

【府中市長 伊藤 吉和】

第3回まち交大賞においてアイデア賞に決定していただきありがとうござい
ます。
広島県府中市は、人口4万5千人の典型的な小規模地方都市であり、ものづ
くり産業が盛んですが人口減少、少子高齢化、中心市街地の衰退など多く
の課題も抱えております。本格的な人口減少社会の中でも活力や賑わいの
ある持続可能なまちづくりを行うため、コンパクトなまちづくりの実現を
目指しております。
それも身の丈にあった実現できるまちづくりを行うという考え方により、
まちづくり交付金制度を活用して、「中心市街地の賑わいの再生」「地域
の防災性・安全性の向上、安心して歩ける歩行者空間の確保」「歴史的資
源を活用した魅力の向上」などを目標に掲げ都市整備を行なっております。
今回の受賞は、中心市街地に発生した広大な土地を、府中学園(4小学校、
1中学校を統合し小中一貫教育を実施)という形で賑わいの再生を行った
ことなどが評価されたものと考えております。
中心市街地では、※1首無地蔵の大祭、※2恋しき、※3府中焼きフェスタ※
4石州街道・出口地区まちづくり協議会などのイベントも行われ、大いに賑
わっており、中心市街地は着実に甦りつつあります。
府中市といたしましては、この受賞を糧に今後も持続可能なまちづくりに
取り組んでまいります。

なお、受賞の詳しい内容等については、次のホームページをご参照下さい。
 http://www.city.fuchu.hiroshima.jp/Contents/Contents.asp?CONTENTNO=4185

※1 首無地蔵
 http://www.city.fuchu.hiroshima.jp/Contents/Contents.asp?CONTENTNO=2351
首無地蔵菩薩は、昭和52年に畑の中に埋もれていたのを掘り起こされ祀ら
れました。それ以来、触れば願い事がかなうと口伝に拡がり、「首なしさ
ん」という愛称で親しまれています。
毎月18日を月例祭、5月18日を春の大祭、11月18日を秋の大祭が開かれ、日
本各地から多くの参拝客が訪れます。

※2 恋しき
 http://www.koishiki.com
創業明治5年の老舗割烹旅館。「恋しき」は、かつて多くの著名人が訪れ、
社交の場として賑わっていました。平成2年に維持管理が困難となり廃業し
ましたが、民間都市開発推進機構と地元有志の支援を受けて、蒲しきが
設立され、平成19年11月にリニューアルオープンしました。
「恋しき」は、国の登録有形文化財に登録され、京都から高僧を招いて築
庭した雅やかな日本庭園を有し、割烹料理、喫茶、そば処が出店し、府中
市の歴史・文化的資源として連日多くの人が訪れています。

※3 府中焼きフェスタ
 http://www.fuchucci.or.jp/okonomi/index.html
府中風お好み焼きは、広島風と同様重ね焼きですが、肉がバラ肉ではなく
ひき肉を使い、外はかりっと中はふわっと焼きあがります。シンプルな具
材とひき肉なので、価格も500円程度とリーズナブルです。昔から子どもか
ら大人までの幅広い層から親しまれ、府中のソウルフードとして定着して
います。
毎年10月には、気軽に食べられる府中の名物としてPRするため、「府中
焼きフェスタ」を開催し、市内外から多くの人が訪れています。

※4 石州街道・出口地区まちづくり協議会
 http://www.geocities.jp/degutidouri
近年の地区の状況として、人口の減少、高齢化等が進行し、まちの活力が
失われつつあります。平成14には地域住民が中心となり、誇りと愛着を持
って住めるまちづくりの推進を目的に「石州街道・出口地区まちづくり協
議会」が設立されました。勉強会や先進地の視察を行ったほか、街道を舞
台とし、時代絵巻、ほたる祭り、フリーマーケットなど各種イベントを行
っております
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【3】瀬戸内市の下水道整備について■■■

【岡山県瀬戸内市下水道課 河原】

去る5月8日、瀬戸内市牛窓町において、特定環境保全公共下水道「牛窓浄
化センター」の通水記念式典を行いました。式典当日は、地元関係者を始
め、国土交通省や岡山県の関係者等多くの皆様にご出席いただきました。
牛窓浄化センターは、計画処理人口6,600人、処理能力3,400m3/日の全体
計画を有し、水処理方式はオキシデーションディッチ法です。今回は1期工
事として、処理能力1,700m3/日が完成し、平成20年4月から供用を開始し
たものです。
今後瀬戸内市では、今年度末に特定環境保全公共下水道事業「邑久浄化セ
ンター」、来年度末に特定環境保全公共下水道事業「長船中央浄化センタ
ー」の供用開始を予定しています。また、事業認可区域における下水道の
早期普及を目指して、管渠工事を進めていく等、積極的に下水道事業を行
っていく予定です。
下水道は文化のバロメーターと言われています。これからも快適なまちづ
くりや文化的な生活の向上をめざして、牛窓町はもとより全市に亘って、
より一層の施設整備、普及促進に努めてまいります。

なお、通水記念式典の情報や、その他瀬戸内市の下水道に関する情報は、
次の瀬戸内市下水道課のホームページをご覧ください。
 http://www.city.setouchi.lg.jp/gesui/index.html
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【4】倉吉市のまちづくりの取組について■■■

【倉吉市 景観まちづくり課 里田】

倉吉市の「打吹地区」はその街づくりの取組みが認められ、昨年、第2回ま
ち交大賞「プロセス賞」を受賞しました。その後も街づくりの様々な取組
みを行っていますので紹介します。

まず、街なみ整備事業として「淀屋牧田家」の修理を行っています。「淀
屋牧田家」は、倉吉市で確認されている一番古い町屋で、5月24・25両日に
は、修理状況の一般公開及び壁塗り体験を行いました。また25日には、付
属屋にて住民による淀屋牧田家再生プロジェクトの総会が開催され、本年
度は、修理が完了し、淀屋牧田家がオープンする11月下旬に、第4回倉吉淀
屋サミットを開催することが決まりました。
また、倉吉市観光協会が運営している赤瓦10号館では、地元の人が観光客
をもてなすことを目的に「キッチンカフェ天女のいずみ」が5月25日にオー
プンしました。これは地元の主婦グループ「美食グループ天女」(代表 
藤原正江)が中心となって運営しています。仲間内で好評だったこけらず
しをメインとした1日限定10食の「天女ランチ」、特産の長いもと地元の
温泉で作った温泉卵をのせた「天女うどんセット」、ラッキョウを使用し
た「いずみサンド」などがおすすめです。地域に詳しい地元の主婦が運営
しているので、接客の合間に話が弾み、交流の輪が広がることが期待され
ます。
このように、倉吉では住民が主体もしくは何らかの形で関わったまちづく
りを行っています。これからも住民、行政が協働し新たな取組みを進めて
いきたいと考えています。
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【5】「街なか居住再生ファンド」及び「暮らし・にぎわい再生事業」
  に関する説明会の開催について■■■

【都市・住宅整備課 市街地事業係長 安部(内線6196)】

街なか居住を推進する観点から中心市街地等で行われる民間の多様な住宅
等の整備事業を支援する「街なか居住再生ファンド」を平成17年度に創設
し、中心市街地活性化を推進する観点からまちづくり三法の改正とあわせ、
まちなかへの都市機能の集積を促進する「暮らし・にぎわい再生事業」を、
平成18年度に創設しています。
制度創設以降これまで各種制度拡充を重ねて参りました。この度、両制度
の更なる普及を図るため、説明会を下記のとおりで開催しますのでご案内
いたします。

 開催日時:平成20年7月10日(木)
      13:00〜15:10「街なか居住再生ファンドに関する説明会」
      15:25〜17:30「暮らし・にぎわい再生事業に関する説明会」
 開催場所:広島合同庁舎4号館2階11号共用会議室
      (広島市中区上八丁堀6-30)
定  員:150名程度
 参加費用:無料
 申込み先:国土交通省中国地方整備局建政部都市・住宅整備課 安部 
      FAX:082-511-6199 Email:kensei@cgr.mlit.go.jp

説明会参加のお申し込みにつきましては、6月20日(金)までに参加希望の
説明会名、参加者の所属、氏名、連絡先(住所・電話番号・FAX・Email)
を、上記の申込み先までお知らせください。

なお、街なか居住再生ファンドの概要および説明会の詳細については、
(社)全国市街地再開発協会のホームページをご参照下さい。
 http://www.uraja.or.jp

中心市街地活性化に係る施策の概要については、次のホームページをご参
照下さい。
 http://www.mlit.go.jp/crd/index/index.html
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【6】第24回都市公園コンクールの募集について■■■

【都市・住宅整備課 公園係長 堂田(内線6171)】

「都市公園コンクール」は都市公園の設計、施工及び管理運営等について
広く募集を行い、特に優れた作品を顕彰することにより、新たな時代の都
市公園の創造に寄与することを目的として実施しています。
コンクールでは次の部門別に募集を行っています。

 @設計部門(小規模/大規模)
 A造園施工部門 (小規模/大規模)
 B施設・材料・工法部門(小規模施設・材料・工法/大規模施設)
 C管理運営部門
 D企画・独創部門
 <応募締切> 平成20年7月4日(金)消印有効
 <結果発表> 平成20年10月上旬

なお、募集要領につきましては次のホームページをご参照ください。 
 http://www.posa.or.jp/info/news08043001.html
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【7】「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」の
  成立について■■■ 

【計画・建設産業課 計画・景観係長 佐々木(内線6134)】

「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」が、5月16日の
参議院本会議にて、全会一致で可決・成立しました(平成20年5月23日公
布 法律第40号)。 
この法律は、地域における歴史的風致の維持及び向上を図るため、主務大
臣(文部科学大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)による基本方針の策
定、市町村が作成する歴史的風致維持向上計画の認定制度の創設、当該認
定に係る計画に基づく開発行為等についての関係法律の特例措置、都市計
画における歴史的風致維持向上地区計画の制度の創設等の措置を講ずるも
のです。 
また、関連予算として、歴史的環境形成総合支援事業等が平成20年度より
措置されます。 

本法律は、公布の日(5月23日)から6ヶ月以内で政令で定める日から施行
されます。
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【8】改正建築士法の施行日が閣議決定されました■■■

【都市・住宅整備課 建築業務係長 野村(内線6766)】

建築士の資質・能力の向上、高度な専門能力を有する建築士の育成・活用、
設計・工事監理業務の適正化等を図るために平成18年12月20日に公布され
た「建築士法等の一部を改正する法律について」(平成18年法律第114号)
平成20年11月28日から施行されることが5月20日に閣議決定されました。
今回の改正では、建築士に対する定期講習が義務付けられることになるほ
か、建築士の受験資格の厳格化が図られます。構造設計一級建築士と設備
設計一級建築士による法適合チェックの義務付けに関する部分については、
制度の周知期間を設けるために平成21年5月27日からの施行となります。
また、(財)建設行政情報センターが大臣認定構造計算プログラムを用いた
構造計算書の確認審査・適合性判定のガイドラインを作成し、ホームペー
ジにおいて公開されています。

改正建築士法に関する詳細については、次のホームページをご参照くださ
い。
  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/071023_2_.html

ガイドラインの詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.icba.or.jp/kaisei/ntprogram-guideline.pdf
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【9】地域木造住宅市場活性化推進事業の公募について■■■

【都市・住宅整備課 住宅・宅地係長 加藤(内線6185)】

国土交通省では、本年度より地域木造住宅市場の活性化に資する木造住宅
の供給体制整備、普及推進、担い手育成、企画開発その他の事業を公募し、
優れた事業を応募した者に対して補助する「地域木造住宅市場活性化推進
事業」を実施することとしており、4月25日に募集を開始しました。
本事業では、地域の木造住宅市場の活性化に資すると認められるもので、
次の@〜Dのいずれか又はそれらを組み合わせた事業を対象としています。

  @ 木造住宅の供給体制整備
  A 木造住宅の生産合理化、維持管理・改修の合理化
  B 木造住宅の普及推進
  C 木造住宅の担い手育成
  D 木造住宅の企画開発・技術開発

 応募期間:平成20年6月16日(月)まで(必着)
      7月中を目途に採択事業を決定する予定です。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。(応募に必要
な書類もこちらから入手できます)
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/07/070425_.html
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【10】住宅瑕疵担保責任保険法人の指定について■■■

【都市・住宅整備課 建築業務係長 野村(内線6185)】

住宅の安全性を確保するためには、住宅の瑕疵の発生の防止が図られると
ともに、住宅に瑕疵があった場合においてはその瑕疵担保責任が履行され
ることが重要であることから、新築住宅の売主等に対し瑕疵担保責任を履
行するための資力の確保を義務付け、新築住宅の購入者等の利益の保護を
図るため「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が平成19
年5月に公布されました。
この法律の第17条第1項の規定に基づき、住宅瑕疵担保責任保険法人が5月
12日に指定されましたのでお知らせします。
この法律が施行される平成21年10月1日以降に引き渡される新築住宅につい
て、建設業者及び宅地建物取引業者に対して瑕疵担保責任保険への加入又
は保証金の供託の方法による資力確保を義務付けていますが、同法に基づ
く最初の保険法人として以下の2法人が指定されました。

【住宅瑕疵担保責任保険法人として指定する法人@】
 名称:財団法人住宅保証機構
 住所:東京都港区赤坂二丁目17番22号
 業務の開始日:平成20年6月2日

【住宅瑕疵担保責任保険法人として指定する法人A】
 名称:株式会社住宅あんしん保証
住所:東京都中央区日本橋三丁目8番2号
 業務の開始日:平成20年7月1日

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000006.html
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【11】タイムシェア型住宅供給研究会の設立について■■■

【都市・住宅整備課 課長補佐 久保(内線6182)】

二地域居住等のマルチハビテーションの実現は、住生活基本法に基づく住
生活基本計画(全国)の中でも、基本的な施策として位置づけられていま
す。マルチハビテーションの一形態として、欧米諸国においては、単独で
購入すると購入価格も維持費も比較的高価となるリゾートマンション等の
1住戸について、複数の“所有者”が、それぞれ所定の期間に毎年使用す
ることができる権利を保有するかたちで“共同所有”するタイムシェア方
式の住宅供給が近年急速に拡大しています。
こうした方式の住宅供給は、マルチハビテーションの実現に加え、地域の
活性化、観光振興、住宅投資の拡大等につながるものと考えられることか
ら、我が国においてタイムシェア型居住を促進する意義、消費者が安心し
て取得できる枠組みのあり方、普及を図るための支援のあり方等について
検討することを目的として、標記研究会が設置し、5月13日に第1回研究会
が開催されました。
以下の事項について検討を進め、8月を目途にとりまとめを行う予定です。

 ○研究会における検討予定事項
 ・我が国においてタイムシェア型居住を促進する意義
 ・消費者が安心して取得できる枠組みのあり方
 ・信託を活用した供給スキームのあり方
 ・タイムシェア型居住に関連する法制度の整理
 ・タイムシェア型居住の普及を図るための支援のあり方 等

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000005.html

※マルチハビテーション(multi多様な habitation住居)とは、複数の居
住空間に生活すること、住居を複数の人が所有すること。
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【12】毎年6月1日は「景観の日」■■■ 

【計画・建設産業課 計画・景観係長 佐々木(内線6134)】
  
景観法は、平成17年6月1日に全面施行されました。 
同法では、基本理念において、良好な景観は国民共通の資産として整備・
保全が図られなければならず、その形成については地方公共団体、事業者
及び住民による一体となった取組が展開されなければならないこと、国は、
基本理念に対する国民の理解を深めるよう良好な景観の形成に関する啓発
に努めなければならないことが、定められています。
景観法の全面施行日である平成17年6月1日に良好な景観形成を国民運動と
して展開する契機とするため開催された「日本の景観を良くする国民大会
」の大会決議において、「毎年6月1日を景観の日とし、引き続き美しく風
格ある景観づくりを国民運動として推進する」ことが提唱されました。
これらを踏まえ、景観法を所管する国土交通省、農林水産省及び環境省に
おいて、景観法の基本理念の普及、良好な景観形成に関する国民の意識啓
発を目的に、新たに6月1日を「景観の日」と定めたものです。

上記国民大会における大会決議及び景観の日が制定されたことを受け、良
好な景観形成を国民運動として展開していくため、「日本の景観を良くす
る国民運動推進会議全国大会」が毎年開催されています。
今年は、6月2日(月)にニッショーホール(日本消防会館)で開催されます。

なお、大会の詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.keikankaigi.com/ 
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<編集担当>
計画・建設産業課
計画・景観係長 佐々木(内線6134)
mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
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