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中国地方まち・すまいづくりメールマガジン
【第48号:平成21年10月30日】

◇◇中国地方整備局建政部◇◇

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、
お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。
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■■目次■■



《わがまち紹介コーナー》

【1】神さまと一緒に出雲にいらっしゃいませんか



《景観づくり紹介コーナー》

【2】萩市の景観保存の取り組み



《整備局からのお知らせ》

【3】全国の合流式下水道改善の進捗状況の評価結果について


【4】長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅建築
   等計画の認定状況について(平成21年9月末時点)


【5】離職者の居住安定確保対策の強化について


《地方公共団体等からのお知らせ》

【6】平成21年度 中国地方都市美協議会総会・研修会の開催について 

【7】米子がロケ地となった映画「銀色の雨」上映開始

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【1】神さまと一緒に出雲にいらっしゃいませんか■■■

【島根県 土木部 都市計画課長 林 秀樹】

一般に陰暦の十月のことを神無月といいます。これは全国の神々が出雲の
国に集まられるからです。反対に出雲では、神々がお集まりになられるの
で「神在月」といいます。
本年は、11月26日(木)に稲佐浜緑地公園に隣接した浜で「神迎神事」が
行われ、「龍蛇神」を先頭に、「神迎の道」を約1キロメートル進み、出
雲大社に到着されます。12月3日(木)までの1週間の間お祭りが続き、
「お立ち!」の声に送られ、神々が出雲を去られます。
この「神迎の道」は、まちづくり交付金事業で、地道風の美装化などを進
め、神事の道としてふさわしい雰囲気を醸し出しております。
この「神迎神事」は、一般の方もご覧いただけます。ぜひこの機会に、出
雲にいらっしゃいませんか。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。
 http://www.izumo-kankou.gr.jp/archives/2009/10/1126.html
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【2】萩市の景観保存の取り組み■■■

【萩市歴史まちづくり部都市計画課 景観指導係長 吉屋 満】

萩市の景観に対する取り組みが始まったのは、昭和47年に遡ります。当時、
すでに歴史的な町並みが徐々に壊されつつあり、危機感を抱いた先人達が
歴史的景観保存条例を制定し、本格的な保全に努めました。
その後、昭和50年に文化財保護法が改正され伝統的建造物群保存地区制度
が生まれ、昭和51年に市内2地区(堀内地区、平安古地区)が全国で最初に
重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。その後、平成13年には、
浜崎が重伝建地区に選定され、歴史的町並み保存をしています。
平成2年には、歴史的景観保存条例を都市景観条例に拡充・改編し、対象地
域を都市計画区域内に広げました。
平成16年に景観法が施行されてからは、平成17年3月3日に全国で10番目、
中四国地方では初めて景観行政団体となりました。直後の3月6日には、周
辺の2町4村と合併し、新萩市は広大な面積となりましたが、市域全域を対
象とした景観条例を平成19年6月に制定し、景観計画と共に同年12月1日よ
り運用しています。また、屋外広告物についても、独自条例を平成20年3月
に制定し、同年10月1日より運用しています。
萩市の景観に関する情報は、こちらをご覧ください。
 http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=47

今年は、明治維新の先覚者である吉田松陰先生が亡くなって150年、初代総
理大臣の伊藤博文が亡くなって100年の節目の年となります。
萩市では、秋も各種イベントを開催して、皆様のお越しをお待ちしており
ますので、是非おいでいただきますようよろしくお願いします。
イベントに関する情報は、こちらをご覧ください。
 http://www.city.hagi.lg.jp/portal/
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【3】全国の合流式下水道改善の進捗状況の評価結果について■■■

【都市・住宅整備課 課長補佐 赤星(内線6163)】

合流式下水道は雨天時にし尿を含む未処理下水が放流されることがあるた
め、水質汚濁や悪臭、公衆衛生上の観点から社会問題となっています。こ
のため、平成15年には下水道法施行令を改正し、中小都市170都市において
は平成25年度、大都市21都市においては平成35年度までに一定の改善(目
標として、汚濁負荷を分流式下水道並みにする等)対策を完了することと
しており、その合流式下水道の改善状況について、平成19年度より毎年進
捗状況の公表を行っております。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000087.html
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【4】長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅建築
  等計画の認定状況について(平成21年9月末時点)■■■

【都市・住宅整備課 課長補佐 三戸(内線6182)】

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく長期優良住宅建築等
計画の認定制度については、平成21年6月4日より制度運用を開始していま
す。この度、全国の所管行政庁の平成21年9月の認定状況について、調査
した結果がまとまりましたので、お知らせします。

 1.平成21年9月の実績
   (1)一戸建ての住宅   5,787戸(内中国管内分 337戸)
   (2)共同住宅等     35戸(内中国管内分 3戸)
   (3)総戸数       5,822戸(内中国管内分 340戸)

 2.制度運用開始からの累計
   (1)一戸建ての住宅  17,148戸(内中国管内分1,061戸)
   (2)共同住宅等     256戸(内中国管内分 5戸)
   (3)総戸数      17,404戸(内中国管内分1,066戸)

・上記詳細は
 http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000102.html
・長期優良住宅法関連情報は
 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html
・「長期優良住宅」とは
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき、住宅を長期にわた
り使用することで、下記のメリットがあります。
 ◇国民の住宅費負担の軽減効果
 ◇住宅が資産となる(中古市場の活性化必要)
 ◇環境への負荷低減(住宅の解体や除却に伴う廃棄物の排出を抑制)
・その為、長期優良住宅建築等計画の認定制度があり、認定長期優良住宅
に対する税の特例措置があります。
 http://www.mlit.go.jp/common/000041414.pdf
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【5】離職者の居住安定確保対策の強化について■■■

【都市・住宅整備課 課長 地下(内線6161)】

平成21年10月23日に開催された第2回の緊急雇用対策本部において緊急雇
用対策が決定され、「地方自治体等の協力を得て、離職者が利用可能な公
的賃貸住宅情報をハローワークで提供すること」及び「地域住宅交付金を
活用した民間賃貸住宅への家賃助成等の取組を推進すること」が緊急的に
取り組むべき支援措置とされました。このため、同月26日付けで各都道府
県知事・政令市長あてに積極的な取り組み依頼を通知しているところです。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000024.html
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【6】平成21年度 中国地方都市美協議会総会・研修会の開催について■■■ 

【広島県尾道市まちづくり推進課】 

去る10月15日(木)と16日(金)両日に、平成21年度の中国地方都市美協議会
の総会及び都市景観研修会を開催しました。その模様について紹介させて
いただきます。 
1日目の総会では、平成20年度の活動報告と平成21年度の活動予定が議論
され、来年度の会長市として山口県萩市が選出されました。
また、総会終了後、「尾道景の創造 〜○○○○○〜」(○の部分は参加
者が考えたサブタイトルを挿入)をテーマとした研修会を開催しました。 
尾道市歴史的建造物及び町並み調査の調査委員を務められた兵庫県立大学
の宇高雄志先生、広島大学の上村信行先生、県立広島大学の吉田倫子先生
のご指導により、参加された皆さんに、尾道の景観地区(市役所周辺〜山
手地区など)を実際に歩いていただき、気付いた点、よいところ、悪いと
ころを話し合っていただきながら、尾道の景観づくりのご提案を頂くワー
クショップを行いました。 
2日目は、同じく景観地区(JR尾道駅前)の見学の後、海路で瀬戸田へ
向かい、現地で3人の先生方から、昔ながらの瀬戸田の町並みや景観につい
てご講義いただきました。

本協議会では、このような研修会・研究会を通じて市町村間の情報交換・
意見交換の場を提供し、会員の景観形成の推進に資するよう努めています。
また、今年度から年会費を1割程度減額し、研修への参加費を無料化いたし
ました。

景観形成に取り組もうと考えておられる市町村は、ぜひ入会をご検討くだ
さい。
お問い合わせ先:
 尾道市都市部まちづくり推進課 担当:渡邉(TEL 0848-25-7222)
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【7】米子がロケ地となった映画「銀色の雨」上映開始■■■

【米子市 経済部 観光課 松本】

昨年秋、米子市をはじめとする鳥取県西部地域を中心に地元で90%以上の
撮影が行われた、映画「銀色の雨」の上映が始まります。
この映画は、浅田次郎先生の短編小説「銀色の雨」を原作に、「雨」を素
材として、「人生のひとときの雨宿り、そして再生」をテーマに掲げ映画
化されたものです。心に傷を負った3人が、偶然の出会いから始まった共
同生活を通して、それぞれの心の傷を乗り越え、新たな一歩を踏み出して
行くという感動の作品です。派手なアクションやスピード感はありません
が、情緒感にあふれ、心にじわ〜っと沁みる仕上がりになっています。
10月31日から鳥取・島根両県で先行上映し、11月末から全国で順次上映さ
れます。ぜひ一度ご観賞ください。

なお、詳細については次のホームページをご参照ください。
 http://www.yonago-city.jp/kankou/topics/kankou20091019.htm
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下記のメールアドレスへお寄せください。

<編集担当>
計画・建設産業課
計画・景観係長 佐々木(内線6134)
mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
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