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中国地方まち・すまいづくりメールマガジン
【第49号:平成21年11月30日】

◇◇中国地方整備局建政部◇◇

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、
お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。
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■■目次■■


《わがまち紹介コーナー》

【1】歴史が感じられるまち「ほうふ」へおいでませんか



《景観づくり紹介コーナー》

【2】「おかやまの原風景を活かした景観の創生」を目指して



《整備局からのお知らせ》

【3】国営備北丘陵公園 ウインターイルミネーション2009 
   星降る夜、光の森のファンタジー 開催のご案内


【4】「長期優良住宅普及促進事業」の補助金交付申請受付期間の延長について


【5】「下水道BCP策定マニュアル(地震編)」について



《地方公共団体等からのお知らせ》

【6】「再発見!県庁周辺公共建築探訪ツアー」について

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【1】歴史が感じられるまち「ほうふ」へおいでませんか■■■

【防府市 土木都市建設部 都市計画課長 渡辺健二】

防府市は、数多くの文化財を有しており、古代、中世、近代へと歴史の重
層を感じることのできる「歴史のまち」です。
この歴史を活かすため、平成20年度から「まちづくり交付金」により、萩
往還、旧山陽道を中心とした「歴史が感じられるまち並み」にふさわしい
道路整備事業と来年4月に完成予定の観光の拠点施設となる「観光交流セ
ンター」が、日本三天神の一つである防府天満宮の参道傍に建設中です。
11月21日より全国で放映が始まった、芥川賞作家・高樹のぶ子さんの自伝
的小説アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」には、国指定史跡周防国衙跡
の近くで育った昭和30年代の当時のまち並みや風景が忠実にアニメ化され、
アニメを通し、残されている風景を重ね合せて楽しむこともできますので、
ぜひ見ていただきたいと思います。
また、12月6日には、鎌倉時代から伝わる大歳祭であり、奇祭としても有名
であり、行く年、来る年の悲喜こもごもを笑って送り迎える伝統神事「笑
い講」が、大道小俣地区の氏子宅で厳粛に行なわれます。
しかし、来年からは、一般の方々にも「笑いの文化」を味わってもらおう
と「お笑い講世界選手権」が開催されることになりました。今年は、本番
前のプレ大会が企画され、ただいま参加者を募集しております。
数多い文化財を始め、なにかと歴史を取り巻く新しき話題の多いまち「ほ
うふ」へ、ぜひお立ち寄りください。お待ちしております。
最後になりましが、7月の集中豪雨による大災害の際には、国を始め、全国
の地方自治体からのご支援、ご援助をいただき、被災者はもとより、復興
にあたる職員も大いに元気付けられました。本当にありがとうございました。

なお、「お笑い講世界選手権」プレ大会の詳細については、下記ホームペ
ージでご覧いただけます。
 http://www.kanko-hofu.gr.jp/
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【2】「おかやまの原風景を活かした景観の創生」を目指して■■■
【岡山市都市整備局都市計画課 主任 豊福晃史】

岡山市では、岡山市都市ビジョンの中で「水と緑が魅せる心豊かな庭園都
市」を掲げ、水と緑にあふれた美しく風格のある都市づくりを進めていま
す。平成19年には「岡山市景観計画」を定め、市域全域を対象に市民、事
業者と協働で地域の特色を活かした良好な景観形成を推進しています。こ
の景観計画の中で、日本三大名園の一つである後楽園からの良好な眺望景
観を保全・形成するため、後楽園の借景・背景にあたる地区を景観形成重
点地区に定め、大規模行為についての規制誘導を実施しております。特に
後楽園の中心的建物である延養亭は、園内外の景観が一望できる最も重要
な視点場であり、借景の操山方向については、後楽園築庭当時の良好な眺
望景観を楽しむことができます。また、都心部の桃太郎大通り、市役所筋
についても景観形成重点地区に指定し、壁面の位置の制限などの基準を定
め、潤いと賑わいのある街並みを創出しています。お近くにおいでの際は、
岡山市にも是非お立ち寄りください。

〈岡山市のホームページ〉
 http://www.city.okayama.jp/
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【3】国営備北丘陵公園「ウインターイルミネーション2009」
   〜星降る夜、光の森のファンタジー〜 開催のお知らせ■■■

【都市・住宅整備課 公園係長 堂田(内線6171)】

国営備北丘陵公園では、冬の夜のライトアップイベント「ウインターイル
ミネーション2009」を開催しています。
今年もメイン会場「中の広場」、「ひばの里」と北入口会場において、総
数35万球のイルミネーションで装飾し、無数の光が織りなす幻想的な空間
を創出しています。
イルミネーションの点灯とあわせて、軽快なピアノや素敵なゴスペルのコ
ンサート、キャンドル作りやリース作りなどのウィンタークラフト教室等、
イベントも盛りだくさんです。また、北入口の「展望レストランくにかね」
では、広島県産の素材を活かしたフレンチコースディナーをお楽しみいた
だけます(予約制)。
この機会に是非、国営備北丘陵公園へお越し下さい。

《ウインターイルミネーション開催期間》
 平成21年11月21日(土)〜12月27日(日) [計33日間]
 (11月24日(火)、30日(月)、12月7日(月)、14日(月)は休園日です)
《点灯時間》
 17:00 〜 21:00 (入園は20:00まで)

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.bihoku-park.go.jp/sp_winter2009/index.html
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【4】「長期優良住宅普及促進事業」の補助金交付申請受付期間の延長
について■■■

【都市・住宅整備課 課長補佐 三戸(内線6182)】

「長期優良住宅普及促進事業」については、地域の中小住宅生産者による
長期優良住宅への取組を促進することを目的として、一定の要件を満たす
長期優良住宅について建設工事費の一部を助成する事業です。
 今般、本事業について、補助金交付申請の受付締め切り等について、
下記のとおり変更することとなりましたので、お知らせします。

1.補助金交付申請の受付締め切りを延長
 (現行)平成21年12月11日 → (今回変更)平成22年2月26日
※同日までに補助金交付申請をしたものについては、事業完了後に必要な
 手続きを行えば、補助金交付の対象となります。
※追加の申請(補助金交付変更申請)の受付についても同じです。

2.「エントリー」の追加受付
 エントリーをしていない者も、同時申請で補助金交付申請が可能。

※「エントリー」及び「補助金交付申請」の様式、詳しい内容については、
次の長期優良住宅普及促進事業実施支援室ホームページをご覧下さい。
 http://www.cyj-shien.jp/
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【5】「下水道BCP策定マニュアル(地震編)」について■■■

【都市・住宅整備課 課長 地下(内線6161)】

大規模地震等により下水道機能に支障が生じると、トイレが使用できない
など住民生活に大きな影響を与えるとともに、浸水被害等の二次災害が生
じる恐れもあります。
このため、国土交通省では、大規模地震時に、従来よりも速やかにかつ高
いレベルで下水道が果たすべき機能を確保するため、「下水道BCPマニ
ュアル(地震編)検討委員会」(委員長:首都大学東京大学院中林教授)
を設置し、検討を重ねてまいりましたが、今般、その成果がマニュアルと
してとりまとめられ、公表されました。

なお、詳細については、次のホームページをご覧ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/city13_hh_000091.html
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【6】「再発見!県庁周辺公共建築探訪ツアー」について■■■

【島根県総務部営繕課企画グループリーダー 曽根浩二】

 毎年11月は、「公共建築月間」です。
島根県では、広く一般の方々に公共建築に関心を持っていただくため、月
間イベントとして「再発見!県庁周辺公共建築探訪ツアー」を開催しまし
た。折しも島根県庁舎は、本年、竣工50周年を迎えました。2月8日には、
50周年記念事業として、フォーラムや県庁周辺建築物見学ツアーを開催し、
多数の参加者があったところです。
見学ツアーについては再度の開催要望があったことから、「新しい観光プ
ログラム」づくりを検討しているNPO法人まつえ・まちづくり塾との協
働事業として実施しました。
当日は、少し肌寒い天候でしたが、たくさんの方々の参加をいただき、建
物に関する情報交換も盛んで、熱気のある見学ツアーとなりました。
【建築探訪ツアー概要】
 1.日時:平成21年11月21日(土)13:00〜16:00
 2.見学した建物
   菊竹清訓氏設計 → 旧島根県立博物館、島根県立図書館、
  島根県立武道館
   安田臣氏設計  → 島根県庁舎(建設省在職中)、島根県民会館
 3.参加者 3コース合計84名(県庁周辺25名)
 4.その他
   当日は、次の2コース見学ツアーも開催しました。
   (1)城下町の面影をたずねる石橋・奥谷界隈コース
   (2)レトロ建築と路地を巡る京店・白潟コース 

「NPO法人まつえ・まちづくり塾」のホームページは
 http://mjuku.hp.infoseek.co.jp/
「公共建築の日/公共建築月間」とは、
 http://www.pbaweb.jp/public_ivent
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皆様から、他の参考となるような独自の取り組み事例、随想等の記事を
募集しています。

記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等について、
下記のメールアドレスへお寄せください。

<編集担当>
計画・建設産業課
計画・景観係長 佐々木(内線6134)
mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
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