****************************************************************** 中国地方まち・すまいづくりメールマガジン 【第63号:平成23年1月28日】 ◇◇中国地方整備局建政部◇◇ このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、 お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。 ****************************************************************** ■■目次■■ 《わがまち紹介コーナー》 【1】倉吉市の伝統行事「長谷の牛玉授け(はせのごおうさずけ) ・長谷の観音市(はせのかんのんいち)」にいらっしゃいませんか 《募集について》 【2】平成22年度 木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業) 第2回募集の開始について 《整備局からのお知らせ》 【3】第25回「手づくり郷土(ふるさと)賞」の選定について 《地方公共団体等からのお知らせ》 【4】倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区が拡大しました 【5】市道倉吉駅南北線、JR倉吉駅、エキパル倉吉(一部)が供用しました ****************************************************************** 【1】倉吉市の伝統行事「長谷の牛玉授け(はせのごおうさずけ) ・長谷の観音市(はせのかんのんいち)」にいらっしゃいませんか■■■ 【倉吉市 産業部 商工観光課】 牛玉授け(ごおうさずけ)の夜が明けると、「観音市」として親しまれる この地方に春を知らせる市がたちます。牛玉授けとは、午前0時、打吹山 の西側中腹にある天台宗の古刹・長谷寺で行われる行事で、牛玉宝印を記 した福木(平年は12本、閏年は13本)を、商売繁盛・五穀豊穣・家内安全 など新しい一年の福を授かろうと参拝者が競って奪い合います。 長谷の観音市は、古くは、参拝客目当ての店が参道に並び、農具や竹製品 など、近在の農家は必要な物を求める機会でもあり 今も昔ながらの風情が 楽しめます。アーケード通りや赤瓦・白壁土蔵群周辺に、地元の商店をは じめ屋台などの様々なお店が並び、大いに賑わいます。 是非、倉吉市にお越しいただき、倉吉市の伝統行事を実際にご体験ください。 お待ちしております。 ■長谷の牛玉授け≪平成23年初観音会式≫ 日時:平成23年2月19日(土) 20:30〜 護摩供法要(第一座) 23:30〜 福牛玉法要 平成23年2月20日(日) 0:00〜 牛玉授け 10:00〜 護摩供法要(第二座) 11:00〜 福餅まき ■長谷の観音市 日時:平成23年2月20日(日)8時〜13時ごろ 会場:本町通り(鳥取県倉吉市東仲町、西仲町、西町) 問合せ先:長谷の観音市実行委員会【(有)たいら内】TEL0858-22-2391 なお、詳細につきましては、次のホームページをご参照下さい。 http://www.apionet.or.jp/kankou/html/wahtnew/wahtnew_099.html ****************************************************************** 【2】平成22年度 木のいえ整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業) 第2回募集の開始について■■■ 【都市・住宅整備課 建築安全係長 藤田(内線6756)】 この度、平成22年度「木のまち・木のいえ整備促進事業」のうち「木のいえ 整備促進事業(長期優良住宅普及促進事業)」について、下記のとおり第2回 の募集が開始されましたのでお知らせします。 本事業は、地域の中小住宅生産者による長期優良住宅への取組を促進 するため、一定の要件を満たす長期優良住宅について建設工事費の一部を 助成するものです。 なお、手続きや提出書類の詳細は、平成22年度長期優良住宅普及促進事 業実施支援室のホームページに掲載されています。 1.申請者の資格 申請者は、以下の要件を全て満たす事業者です。 ○ 年間の新築住宅供給戸数が50戸程度未満の住宅供給事業者 ○ 建築主と住宅の建設工事請負契約を締結し、かつ当該住宅の建設 工事を行う者 2.補助の対象となる住宅 [1] 一般型 [2] 地域資源活用型 3.補助金の額 対象住宅の建設工事費の1割以内の額で、かつ一般型の場合は対象 住宅1戸当たり100万円、地域資源活用型の場合は対象住宅1戸当たり 120万円を上限とします。 申請受付期間内で補助を受けることのできる住宅の戸数は、第1回 募集分(平成22年4月12日〜12月9日に申請を行い、交付決定を受けた もの)と合わせて、一の補助事業者あたり5戸を上限とします。 なお、本事業による補助金相当額は、住宅の建築主又は買主に還元 される必要があります。 4.補助金交付申請等受付期間 [1] エントリー申請と補助金交付申請を同時に行う場合 <エントリー兼補助金交付申請> 平成22年12月10日(金)から平成23年3月31日(木)まで(必着) [2] エントリー申請と補助金交付申請を別に行う場合 <エントリー申請> 平成22年12月10日(金)から平成23年3月31日(木)まで(必着) <補助金交付申請> 平成22年12月10日(金)から平成23年5月31日(火)まで(必着) 応募方法の詳細、応募に関する問合せ先、応募書類の入手先・提出先 平成22年度長期優良住宅普及促進事業実施支援室ホームページ http://www.cyj-shien22.jp に掲載する「手続きマニュアル」に基づき、必要な書類を支援室に提出 して下さい。事業の詳細は、「手続きマニュアル」を参照して下さい。 平成22年度長期優良住宅普及促進事業実施支援室 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂一丁目15番地 神楽坂1丁目ビル6階 tel:0570-050-792(問合せについては、原則として電話でお願いします。) 受付:月〜金曜日(祝日、年末年始を除く)9:30〜17:00 ****************************************************************** 【3】第25回「手づくり郷土(ふるさと)賞」の選定について■■■ 【企画部 広域計画課 地方計画係長 加藤(内線3226)】 「手づくり郷土賞」は、社会資本と関わりを持つ地域づくりの優れた取組 を表彰し、好事例を広く全国に紹介することで、個性的で魅力ある地域づ くりに向けた取組が進むことを目的として実施している国土交通大臣表彰 です。 今年度も全国から多数の応募があり、その中から「一般部門」22件、「大 賞部門」3件が選定されました。 中国地方からは「一般部門」「大賞部門」それぞれ1件ずつ選定されまし た。 たくさんのご応募、ありがとうございました。 「一般部門」 ◆件 名: 宍道湖夕日スポット ◆応募団体: 夕日スポット・クリーンサポーター、松江市 「大賞部門」 ◆件 名: 鹿野祭りの似合う街づくり ◆応募団体: NPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会、鳥取市 中国地方版の報道発表資料は、次のホームページをご参照ください。 http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2011jan/110112top2.pdf 全国版の報道発表資料は、次ののホームページをご参照ください。 http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo03_hh_000024.html ****************************************************************** 【4】倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区が拡大しました■■■ 【倉吉市 教育委員会 文化財課 課長補佐 森下哲哉】 ■はじめに 玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群や赤瓦の甍が広がる町並みは、平成10年12月25 日に、全国で53番目の重要伝統的建造物群保存地区(以下『伝建地区』) に選定されました。最初の伝建地区選定から12年経過した平成22年12月24 日、旧アーケード街の本町通りを含む4.5haが新たに加わり、西町までの 9.2haが新伝建地区として拡大選定されました。 ■倉吉の町並み 町並みの景観は、大きく二つに分かれます。一つは本町通りに展開する商 家の主屋を中心とする景観で、一階前面を改造するものが多く見られます が、腰格子や繊細な出格子などが残り、落ち着いた歴史的景観を形成して います。もう一つは本町通りと新町通りの間を流れる玉川沿い(通称川端) の景観です。 川の南岸は、商家の裏側にあたり、それぞれ土蔵が建てられ独特の景観を 形成しています。裏門蔵、裏座敷、醸造蔵などの土蔵は、主屋と同じく江 戸時代から昭和前期に建てられた物がほとんどで、護岸の石積、玉川に掛 かる緩やかなカーブを描く石橋、土蔵外壁の焼杉板の縦目張り、白い漆喰 壁など伝統的な手法による歴史的景観を醸し出しています。 ■拡大地区のようす 今回拡大となった地区は、現在の伝建地区の西側に広がる本町通りが中心 です。戦後から昭和30年代にかけてアーケードの架設や商店の改装が行わ れ倉吉一の繁華街でした。このアーケードも平成19年には老朽化により撤 去され、伝統的な町並みが復活する兆が見えてきました。近代的なパラペ ットの看板に覆われた町家の多くが、その背後に伝統的な町家建築を連綿 として残しています。 ■町並みの保存 このたびの倉吉市打吹玉川伝建群の拡大により、保存地区は研屋町・魚町 ・東仲町・西仲町・西町の全域並びに堺町一丁目、新町一丁目、新町二町 目、新町三丁目の各一部を含む約9.2haとなり、当初の伝建地区のほぼ 二倍の範囲となりました。旧倉吉町の本町通り全域が伝建地区となり、こ れでようやく打吹玉川地区全域の歴史的景観を保存できる環境が整いまし た。これからはそこに暮らす住民の方々と一体となって、伝統ある倉吉の 町並みの景観を後世に伝え守っていきます。 なお、当地区の位置や駐車場等につきましては、次のホームページの、 「白壁土蔵群」の欄をご参照下さい。 http://www.apionet.or.jp/kankou/html/midokoro1.htm ****************************************************************** 【5】市道倉吉駅南北線、JR倉吉駅、エキパル倉吉(一部)が供用しました■■■ 【倉吉市 建設部 景観まちづくり課 主任 鳥飼利栄】 倉吉駅橋上化事業として平成18年度から始まった市道倉吉駅南北線(自由 通路)の整備、倉吉駅舎の改築、エキパル倉吉(1期工事分)の整備が整い、 1月15日に供用開始しました。 本事業は、平成13年度に作成した「倉吉駅周辺まちづくり構想」に基づき 倉吉駅橋上化事業(平成18年度から市道倉吉駅南北線及び倉吉駅舎の改築、 平成19年度からエキパル倉吉の整備)として進めてきました。 この事業が完成することにより、駅北地区からのアクセス、安全性の向上 を図り、駅周辺における回遊性が確保されることで、鳥取県中部の新しい 玄関口になることが期待されます。 1月15日に開催された開通式及び竣工式の状況について、次のホームページを ご参照下さい。 http://www.city.kurayoshi.lg.jp/p/gyousei/div/kensetsu/kenchiku/16/ ****************************************************************** ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 「中国地方まち・すまいづくりメールマガジン」では地方公共団体等の 皆様から、他の参考となるような独自の取り組み事例、随想等の記事を 募集しています。 記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等について、 下記のメールアドレスへお寄せください。 <編集担当> 計画・建設産業課 計画・景観係長 佐々木(内線6134) mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ |