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中国地方まち・すまいづくりメールマガジン
【第64号:平成23年2月28日】

◇◇中国地方整備局建政部◇◇

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、
お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。
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■■目次■■


《わがまち紹介コーナー》

【1】桜とグルメの城下町・津山


《寄稿》

【2】松江市歴史的風致維持向上計画の認定を受けて


《整備局からのお知らせ》

【3】国営備北丘陵公園「スイセンファンタジー2011」


《募集について》

【4】高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業の提案の募集
(平成23年度第1回)について



《地方公共団体等からのお知らせ》

【5】再開発ビル「アイネス フクヤマ」の竣工式が開催されました

【6】倉敷町家トラストが「第1回地域再生大賞」準大賞を受賞されました

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【1】桜とグルメの城下町・津山■■■

【津山市 経済文化部 観光振興課】

「津山ホルモンうどん」の発見から全国ブレイクまでの軌跡を描いた短編
映画「ホルモン女」が制作され、3月18日から開催される第3回沖縄国際映
画祭・地域発信型映画作品として上映されます。
津山城や町並保存地区など津山の歴史スポットを舞台に、雪のちらつく中、
主演の山下リオさん、河本準一さん(津山市出身)の他、約500人の市民が
エキストラとして出演し、津山ホルモンうどんにかける情熱が、スクリー
ンを通じて伝わるような映画になると思います。
ロケ地となった津山城では公園の再整備が行われ、寿命を迎えつつあった
ソメイヨシノの治療と植え替えが進み、また今冬の冷え込みによって例年
以上の花付が予想されています。
4月1日〜15日にかけて、「津山さくらまつり」が行われ、期間中の土曜・
日曜は会場内で映画さながらのご当地グルメイベントも開かれます。
桜とご当地グルメで盛り上がる、春の津山へ来てみんちゃい!

津山さくらまつり
期間  平成23年4月1日〜15日
場所  津山城(鶴山公園) 衆楽園、津山市中心市街地
津山市観光協会
 http://www.tsuyamakan.jp/
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【2】松江市歴史的風致維持向上計画の認定を受けて■■■

【松江市長 松浦正敬】

松江市は、「古事記」や「日本書紀」に見られる出雲神話の舞台となり、
古代出雲の繁栄を示す豊富な遺跡群や、神々を祀る神社があり、神話に因
んだ祭礼が伝統的に行われています。また、松江城を中心として近世に形
成された城下町が良く残り、茶の湯文化や伝統行事などと共に城下町「松
江」の風情を醸し出しています。
折しも2011年は松江城が築かれて400年を迎えるほか、2012年には古事記
編纂1300年という大きな節目を迎えます。
このような好機に松江の良好な歴史的風致を維持、向上するための計画が
文部科学省、農林水産省、国土交通省の認定を受けることができたことは
大変意義深いことだと感じています。
今後は、計画の実現に向けてこれまで以上に市民と行政が力を合わせ、歴
史を活かしたまちづくりに取り組んでいく所存ですので、関係の皆様のご
指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


◇歴史的風致維持向上計画の認定について◇◇◇
【都市・住宅整備課 企画調査係長 今田(内線6165)】

「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まち
づくり法)」第5条に基づき、福島県白河市、島根県松江市及び岐阜県恵
那市から計画認定申請があったそれぞれの歴史的風致維持向上計画につい
て、2月23日に主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)
が認定を行いました。
中国地方では松江市が、萩市(平成21年1月19日認定)、津山市(平成21年
7月22日認定)、高梁市(平成22年11月22日認定)に次いで4番目に認定さ
れました。

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
・歴史的風致維持向上計画認定状況について
 http://www.mlit.go.jp/crd/rekimachi/nintei/nintei.html
・松江市歴史的風致維持向上計画について 
 http://www1.city.matsue.shimane.jp/matidukuri/koututomatidukuri/toshi-keikaku/sonota/rekishimatidukuri/rekishiteki_huuchi.html
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【3】国営備北丘陵公園「スイセンファンタジー2011」■■■

【都市・住宅整備課 公園係長 梅谷(内線6171)】

国営備北丘陵公園では、3月19日(土)より4月17日(日)(予定)まで、
みのりの里スイセンガーデンにて「スイセンファンタジー2011」を開催し
ます。
今年は、230品種・36万本のスイセンが咲きひろがり、幻想的な景観をお
楽しみいただけます。
3月中旬頃から咲き始め、黄色の大輪を咲かすものや、珍しいピンク色の
もの、香りのするものなど、様々なスイセンをご覧いただけます。
期間中の3月20日(日)、27日(日)、4月3日(日)、10日(日)には品
種の見分け方や育て方など、スイセンにまつわる知識にふれる楽しい観察
会「スイセン観察会」(参加無料)や、4月2日(土)、3日(日)、
9日(土)、10日(日)には小さなボトルに香りを閉じ込めて作る「モイ
スト・ポプリ体験教室」(有料)などのイベントを開催します。
皆様のご来園を心よりお待ちしております。

《開催期間》
平成23年3月19日(土)〜4月17日(日)(予定)

なお、詳細については、次のホームページをご参照ください。
 http://www.bihoku-park.go.jp/
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【4】高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業の提案の募集
(平成23年度第1回)について■■■

【都市・住宅整備課 住宅・宅地係長 小尻(内線6185)】

単身高齢者・要介護高齢者の増加、障害者の地域生活への移行ニーズや待
機児童の増加等を背景として、高齢者、障害者及び子育て世帯が安心して
生活することができる住まい・住環境が求められています。
このため、国土交通省では、高齢者、障害者及び子育て世帯の居住の安定
確保に向けた先導的な事業を支援するため、これらの事業の提案を公募し、
それらに対して補助をする「高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進
事業※」を実施することとしており、同事業の平成23年度第1回目の提案の
募集期間は、4月4日(月)〜5月13日(金)が予定されています。

※「高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業」とは、平成22年度
高齢者等居住安定化推進事業のうち特定部門「生活支援サービス付き高齢者
専用賃貸住宅部門」を除いた事業です。

□1.説明会の開催
本事業に関する募集内容等の事前説明会が開催されています。
説明会への参加方法等詳細については、本事業専用ホームページをご確認
ください。

□2.問い合わせ先
本事業に関する情報提供やお問い合わせは、今年度内(平成23年3月31日まで)
は以下問い合わせ先にて対応されます。
高齢者等居住安定化推進事業評価室
 FAX:03-6268-9029
 E-Mail:model@swrc.co.jp
URL:http://iog-model.jp/

□注意事項
4月以降の問い合わせ先、提案の提出先につきましては、平成23年度の当初
に国土交通省ホームページにてお知らせします。
本事業の実施につきましては、平成23年度予算の成立が条件となります。
また、今国会において高齢者住まい法を改正し「サービス付き高齢者向け
住宅」の登録制度を創設するとともに、その整備の支援を行うこととして
おりますが、サービス付き高齢者向け住宅整備事業については、今回ご案
内する事業には含まれておりません。同事業に関する募集内容については、
4月以降に別途案内されますのでご注意ください。
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【5】再開発ビル「アイネス フクヤマ」の竣工式が開催されました■■■

【福山市 都市整備課 次長 芳原】

広島県福山市において、会社施行として進められてきた東桜町地区第一種
市街地再開発事業の施設建築物「ines FUKUYAMA(アイネス
 フクヤマ)」が2月1日に竣工し,2月19日に竣工式が開催されました。
JR福山駅前に位置する東桜町地区は、昭和36年に防災建築街区造成事業
によって建設された「福山繊維ビル」が存していましたが、施設の老朽化
等から早期の建て替えが望まれていました。
そうした中、地権者の出資によって平成16年に設立された福山駅前開発株
式会社は、平成17年に事業認可を受け、市街地再開発事業を推進してきま
した。平成20年には、施設建築物新築工事に着手し、このたび無事竣工と
なりました。
店舗、事務所、ホテル、住宅、駐車場などの複合ビル「ines FUK
UYAMA(アイネス フクヤマ)」は、3月1日にホテルが先行オープン
し、4月1日にはグランドオープンを迎えます。福山駅前の新たなシンボル
として、市民の皆様や福山を訪れる人々が集う交流の拠点となり、中心市
街地の活性化が促進されることを期待しています。

なお、詳細については次のホームページをご参照下さい。
 http://www.higashisakura.jp/
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【6】倉敷町家トラストが「第1回地域再生大賞」準大賞を受賞されました■■■

【倉敷市都市計画課 都市景観室 室長 仁科 】

◇地域再生大賞とは
地方の疲弊が深刻ななかで、地域の活性化を目指す取り組みも目立ってき
ており、こうした活動に取り組む団体を支援しようと、全国の地方新聞46
紙と共同通信社が、合同で今年度創設した賞です。都道府県ごとに原則1
団体ずつ計50団体を推薦し、識者らでつくる大賞選考委員会(委員長、岡
本義行・法政大大学院政策創造研究科長)での書類審査や現地視察を経て、
大賞1件(副賞100万円)、準大賞2件(同30万円)、ブロック賞6件(同10
万円)が授与されるものです。今年度は、これらの他に特別賞6件(同10
万円)も選出されました。


■「第1回地域再生大賞」準大賞を受賞して■■
【特定非営利活動法人 倉敷町家トラスト 代表理事 中村泰典】

地域の多くの方々に支援された活動あってこその受賞だと、大変うれしく
思っています。
わたしたち倉敷町家トラストは「まちにあかりを灯す」を活動のキーワー
ドに未利用の町家を再生し様々な視点であかりを灯してきました。まちを
訪れる人が町家にあかりを灯し、住み着く人があかりを増やし、商いを始
める人たちが仕事のあかりを点け、小さな伝統行事やイベントでにぎわい
がもどり、夜の道をそっと、門灯や看板灯のあかりをつけてもらうことで
帰宅する人々の道を照らしてきました。
多くのあかりが灯ったとはいえないまでも、少しずつあかりを灯すことを
継続してきたことを評価していただいたと思います。今回の賞はこれから
の活動の航路を照らす水先案内の大きなあかりになりました。
先人の活動は長くつながっていましたが、わたしたちの活動は始まったば
かりといえます。
わたしたちのまちの未来は、私たちが暮らす町家をこれからも長く「まも
り育て」、「暮らしなおす」ことで、懐かしい未来が少しずつ見えてくる
ように思います。今までより一層、地域をそしてコミュニティを育て、創
り直す活動を続けていかなければならないと強く感じています。
私どもは、今回の栄誉を励みとし、懐かしい未来のあかりを灯していきた
いと思います。

次のホームページもご参照ください。
 http://www.47news.jp/localnews/chiikisaisei/taisho/
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下記のメールアドレスへお寄せください。

<編集担当>
計画・建設産業課
計画・景観係長 佐々木(内線6134)
mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp
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