******************************************************************

中国地方まち・すまいづくりメールマガジン

【第91号:平成25628日】

 

◇◇中国地方整備局建政部◇◇

 

このメールマガジンは、中国地方における都市・住宅行政に関わる情報を、

お世話になっております地方公共団体等の皆様にお送りしております。

******************************************************************

 

 

■■目次■■

 

 

《まちづくり月間特集》

 

【1】平成25年度「都市景観大賞」受賞地区からのコメント■■■

 

【2】平成25年度「まちづくり功労者表彰」について■■■

 

【3】平成25年度「まちづくり功労者表彰」受賞地地域からのコメント■■■

 

【4】「松江市玉造地区が「まちづくり達成大賞」受賞!■■■

 

【5】「第8回(平成24年度)住まいのまちなみコンクールについて」■■■

 

【6】『第8回住まいのまちなみコンクール』国土交通大臣賞受賞団体からのコメント■■■

 

《全国都市緑化フェア情報》

 

【7】都市緑化とっとりフェア通信 第17号■■■

 

******************************************************************

 

 

【1】平成25年度「都市景観大賞」受賞地区からのコメント■■■

〜下関市の「城下町長府地区」が平成25年度都市景観大賞「都市空間部門」

大賞に決定〜

【計画・建設産業課 計画・景観係長 三井(内線6134)

 

前号でもお知らせいたしましたが、平成25年度の都市景観大賞「都市空間

部門」の大賞に山口県下関市の「城下町長府地区」(応募者:城下町長府

景観協議会・下関市)が選定されました。6月14日に東京都文京区のす

まい・るホールで「まちづくりと景観を考える全国大会」が行われ、その

中で都市景観大賞の表彰状授与式が行われました。

 

【城下町長府地区景観協議会 副会長 土屋 敏夫】

 この度は、平成25年度都市景観大賞都市空間部門「大賞」(国土交通大

臣賞)を拝受することができ、城下町長府景観協議会を代表して御礼申し

上げます。受賞の連絡をいただいた時には、全く予想していなかったこと

もあり、地区の方々と一緒になって大いに喜びを分かち合いました。

 長府地区は、旧山陽道に沿って古いまちなみが残っており、平成4年の

歴史的地区環境整備街路事業をきっかけに、おおがかりな整備事業が実施

されてきました。幹線道路沿いに位置し、工場地が隣接するという景観を

保存するには必ずしも条件が良くない立地であるにもかかわらず受賞に至

ったのは、行政と地域の方々の協力関係があってのことだと思います。特

に土塀のまちなみは特筆すべきもので、古いものは残しつつ、その雰囲気

を残したままうまく再生が図られています。地区住民の素朴で文化的な生

活感がそのまま景観に反映されていて、長府のアイデンティティがよく表

れた一種独特の雰囲気を醸し出しています。

 城下町長府景観協議会は平成248月に発足した新しい組織であり、整

備された景観を住民自らが守っていくために活動しています。まちなみを

活かした地域活動を担う有志が、自主的に集まって作られた組織です。発

足してまもなくの受賞は、これからの活動を勢いづけてくれました。時を

重ねるごとに美しさを増す土塀の風合いのように、景観保護活動が地域に

根付いていくよう活動を進めていきたいと思います。今後ともご支援くだ

さいますようよろしくお願いします。

 

【下関市都市整備部まちなみ住環境整備課長 上野 晃】

 城下町長府地区は、有史以来、本市においても最も歴史ある地区で、ま

た、本市域内においても、景観形成に関する住民意識の最も高い地区であ

ると認識しております。

 平成8年度から開始した、建物等の修景に関する助成事業である「街な

み整備助成事業」につきましても、長府金屋、宮の内、古江小路、惣社の

4地区において街づくり協定の合意率が80パーセントを超え、88件の家屋

等について当該制度をご利用の上で修景整備を行っていただいた事実がこ

のことを如実に示していると言えます。

 この城下町長府地区において、これまで、住民各位、行政が手を携えて

取り組んできたことが実を結び、このたび、平成25年度都市景観大賞「都

市空間部門」の受賞に至ったことは、この上ない喜びであり、また、城下

町長府地区の今後の景観まちづくりはもとより、本市全域の景観形成に対

して不断の取組みを継続していかなければならないことを改めて決意させ

る象徴的な出来事であります。

 折しも、城下町長府地区におきましては、城下町長府景観協議会を主体

に、景観法に規定する景観協定の締結を行う取り組みが開始された時期で

もあります。

 この、景観まちづくりに対する地域の熱意を絶やすことなく、次世代へ、

そしてまたその次に世代へと継承していただくためにも、本市といたしま

しても可能な限りの支援を行うとともに、城下町長府地区を、本市の景観

計画に規定する「景観重点地区」等へ指定し、よりきめ細かな景観のコン

トロールを展開することを検討してまいりたいと考えております。

 最後に、これまで、城下町長府地区の景観形成に、多大なご尽力を賜っ

た地区の住民各位にお礼を申し上げ、結びといたします。

 

******************************************************************

 

 

【2】平成25年度「まちづくり功労者表彰」について■■■

【計画・建設産業課 計画調整第三係長 石田(内線6137)

 

31回「まちづくり月間」においてまちづくり功労者として、全国で37

体、うち中国地方からは下記の1団体が国土交通大臣表彰を受賞され、6

月14日(金)に東京都内で表彰式が行われました。

まちづくり功労者表彰は、魅力あるまちづくりの推進につとめ、特に著し

い功績のあった個人又は団体(地方公共団体を含む)に贈られるものです。

 

◇本郷緑と水を守る会(広島県三原市)

他団体と連携して、沼田川中土手周辺の河川整備を実施し、環境美化、魅

力ある地域づくりに多大な貢献をされました。毎年秋に自然観察会を開催

し、地域住民に憩いを与え、梨羽城跡(本郷町上北方)の整備や市作成の

環境マップ作りに協力し、地域における固有の歴史・自然環境の保護に力

を注いでおられます。

 

******************************************************************

 

 

【3】平成25年度「まちづくり功労者表彰」受賞地地域からのコメント■■■

〜平成25年度まちづくり功労者表彰によせて〜

【本郷緑と水を守る会 代表 中分 孝(なかぶん たかし)】

 

此の度、たいへん栄誉ある賞をいただき関係者の皆様に心よりお礼申し上

げます。

私たちは“一人ひとりが輝く環境共生都市みはら”を実現するとした三原

市の環境基本理念を推進するため、5年前結成され三原市本郷町を拠点に

活動をしている住民組織で「本郷緑と水を守る会」と言います。

“地球にやさしい環境づくりを通じて地域住民が、心身共に健康で明るく

元気に暮らせる地域づくり”をモットーに沼田川のきれいな水の流れと、

小早川隆景の居城であった新高山をはじめ、歴史的山城を擁した山々の緑

を守ることを中心に活動しています。沼田川河畔にある約1qの小道を、

水辺の自然に親しみ健康的なふれあいの場になるよう、地域住民に参加を

求め草刈りを主体とした整備をしています。昨年度から周辺の景観維持の

ため、小道脇にある耕作放棄畑約500uを借りて再生するべく取り掛か

りました。河川敷を会場に自然観察会を実施していますが、今年度は、史

跡である新高山を会場に自然観察会を実施したいと思っています。また、

園芸教室を開催し、身近に緑を親しむ輪が広がり自然環境に対する住民の

意識の高揚に繋がればと思っています。

自然環境との共生を抜きにした、まちづくりは考えられません。今、地球

温暖化防止が叫ばれていますが、一人ひとりの関心が高いとは言えない状

況で、今回の受賞を機に一人でも多くの方の関心が得られるなら、これ程

の喜びはありません。こうした地味な取組みに光を当てていただいた事は、

何よりの励みになります。会員一同力を合わせ、今までの活動に自信を持

って邁進して行こうと思います。

本当にありがとうございました。

 

******************************************************************

 

 

【4】「松江市玉造地区が《まちづくり達成大賞》受賞!■■■

【都市・住宅整備課 都市再生係長 高市(内線6178)

 

 松江市玉造地区での地域の創意工夫を活かしたまちづくりの取組が、全

国の都市再生・地域再生のモデルとなるものとして評価され、第8回まち

交大賞の「まちづくり達成大賞」(まちづくり情報交流協議会会長賞)

を受賞しました。

 

 玉造地区の表彰は7月11日(木)「まちづくり情報交流協議会全国大

会」で行われます。

 

 まち交大賞について・その他の受賞地区について(国土交通本省HP

  http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000095.html

 

 玉造地区の概要について(中国地方整備局HP

  

http://www.cgr.mlit.go.jp/kisha/2013june/130606top.pdf

 

 

******************************************************************

 

 

【5】第8回(平成24年度)住まいのまちなみコンクールについて■■■

〜「備中矢掛宿の街並みをよくする会」(岡山県矢掛町)が国土交通大臣

賞を受賞! 〜

【都市・住宅整備課 住宅・宅地係長 増川(内線6185)

 

 第8回(平成24年度)住まいのまちなみコンクールにおいて、岡山県

小田郡矢掛町「備中矢掛宿の街並みをよくする会」が国土交通大臣賞を受

賞し、6月14日(金)に東京都内で表彰式が行われました。

 

 「住まいのまちなみコンクール」は身近な住環境の維持管理活動に実績

をあげている住民組織をまちづくりのモデルとして表彰し、支援するもの

です。

 

 旧山陽道沿いにある矢掛の町には、共に国の重要文化財に指定された旧

矢掛本陣と旧矢掛脇本陣が現存し、江戸時代から明治期に建てられた町家

が多く建ち並んでいます。伝統的な矢掛宿の面影を守り、継承していくた

めに「備中矢掛宿の街並みをよくする会」が発足し、住民主体による街並

みの美化活動『花いっぱい運動』を展開し良質な景観を維持しています。

また、地域の児童に自分たちが住むまちなみの良さを伝えていく取り組み

として、児童による街並み写生会や観光ボランティアを継続的に実施する

など、歴史的財産を大切にした、生活に根ざした活動が高く評価されまし

た。

 

審査結果の詳細は次のホームページをご覧ください。

http://www.machinami.or.jp/contents/summary/contest_result8.html

 

第9回(平成25年度)募集要項は次のホームページをご覧ください。

http://www.machinami.or.jp/contents/summary/contest_guideline9.html

 

******************************************************************

 

 

【6】『第8回住まいのまちなみコンクール』国土交通大臣賞受賞団体か

らのコメント■■■

【備中矢掛宿の街並みをよくする会 会長 藤原 令三】

 

 「住まいのまちなみコンクール」で国土交通大臣賞を受賞したことは私

たち矢掛町の誇りであり「晴れの国おかやま」の名誉です。

 これまで20年間、まちなみ景観整備事業をはじめ、美化活動、子ども

たちが郷土愛を育む歴史・文化の勉強会、安心・安全なまちづくりに取り

組んできました。住民一人ひとりが一丸となって活動してきたことが評価

され、うれしく思います。

 その土地固有の歴史・文化は先人からのあずかりものであり、大切に維

持し後世に継承することが私たちに課せられた使命であると思っています。

矢掛宿には本陣・脇本陣が国の重要文化財として顕在しています。古民家

再生景観整備によりまちなみが復元され、往時の宿場町の姿をしのぶこと

ができるようになりました。

 歴史的・文化的まちなみを有効に活用し、地域活性化の推進と住民・来

訪者の心が和むまちなみ形成に一層精進してゆく所存です。今後ともお力

添えをお願いいたします。

 

******************************************************************

 

 

【7】都市緑化とっとりフェア通信 第17号■■■

【カウントダウンが2桁になりました! 記念号】

***都市緑化とっとりフェア開会まであと85日!***

(平成25628日現在)

 

○6月8日(土)、9日(日)にフェア100日前イベントを鳥取県の東

部、中部、西部で同時開催しました。当日の各会場の様子を御覧いただけ

ます。

  http://oasistottori.jp/event_130520.html

 

○鳥取市の通信販売サイト「とっとり市(いち)」では前売り券の送料無

料サービスを実施しています。通常券の他、今年の(第六期)展示「東南

アジア編」がお楽しみいただける世界唯一の砂像の常設美術館「砂の美術

館」とのお得な共通入場券もご購入いただけます。お見逃しなく!

 (とっとり市(いち))

  http://tottori-ichi.jp/ticketshop/

 

○いよいよ開催直前、フェアと合わせてお楽しみいただける秋の味覚、お

得情報等を一足早くご紹介します。

 ◆緑化フェアの時期の鳥取の旬の味

 (街なかエリア)

  http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1365041995742/index.html

 (鳥取港周辺エリア(賀露臨時駐車場))

  http://oasistottori.jp/access.html

 ◆緑化フェアの時期の鳥取市内のお得情報・庭園めぐり

  http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1361497411240/

 ◆同時期に開催される緑化フェア応援イベントの御案内

  http://oasistottori.jp/event.html

 ◆御家族連れの方に便利な鳥取情報を満載した「お子様連れお出かけ情

  報」も併せてご利用ください。(名称は公開前の最終調整中のため仮

  称です。)

 (お子様連れお出かけ情報)

  http://www.torican.jp/osusume

 

○〔フェア会場(サテライト)〕とっとり花回廊、燕趙園に設置されたナ

チュラルガーデンを紹介するページを各園に作っていただきました。

(花回廊:花トリピーの花のオブジェなどがお待ちしています)

  http://www.tottorihanakairou.or.jp/site/page/hanakairou/new/ryokkafair/

 (燕趙園:ナチュラルガーデンの技法を用いた花壇がお待ちしています)

 (※)トップページの「新着イベント」内「燕趙園がサテライト会場『

   第30回全国都市緑化とっとりフェア 〜水と緑のオアシスとっとり

   2013〜』この秋開催! 」を御覧下さい。

  http://www.encho-en.com/

 

○〔撮って鳥取〕メイン会場を含む湖山池エリアにおいて7月29日〜1

0月10日の間、フォトコンテストを開催します。子供の部もありますの

で、皆様奮ってご参加ください。詳細は、フェアと連動して、会場周辺の

撮影スポット等を御案内する「撮って鳥取」ページに後日掲載予定です。

今年の秋の撮影旅行はぜひ鳥取へ!

 また、現在、全国のナチュラルガーデンの写真を審査し、優秀賞に選ば

れた方のお庭にポール・スミザーさんがアドバイスに伺うフォトコンテス

トの投票中です(8月31日まで)。

 (撮って鳥取)

  http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1371703864175/index.html

 (全国ナチュラルガーデンフォトコンテスト【投票中】)

  http://oasistottori.jp/photo_contribution/vote4.cgi

 

○〔グリーンウェイブ〕本年は山陰海岸国立公園設立50周年にあたりま

す。そのため、京都・兵庫・鳥取の3県が連携し、各地で記念行事を開催

します。

 これに合わせて、フェア期間中も土日祝日、鳥取〜豊岡間で運行される

予定の特別列車「山陰海岸ジオライナー」沿線のご当地キャラが結集した

「ジオライナーズ」がデビューしました。花トリピーと一緒に世界ジオパ

ークエリアで開催される初の緑化フェアを盛り上げます。

 (キックオフイベント)

  http://www.pref.tottori.lg.jp/219289.htm

 (ジオライナーズ)

  http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1371709170013/index.html

 

○〔グリーンウェイブ〕本年10月19日〜21日にはエコツーリズム国

際大会2013in鳥取が開催されます。それに併せて、県内各地でエコツーリ

ズム行事が予定されていますので、緑化フェアと併せ是非ご参加ください。

  http://daisenwonder.com/iec2013/

 

○〔グリーンウェイブ〕この夏、鳥取駅前の太平線通りに全天候対応のシ

ェルターと芝生広場が整備され、にぎわい空間に生まれ変わります。この

空間の愛称が全国からの2000通を超える応募の中から「バード・ハッ

ト」に決定しました。7月7日にオープニングセレモニーが実施されます。

花トリピーももちろんお祝いに駆けつける予定です。

  http://www.eki.or.jp/

 

(問合せ先)

緑のまちづくりオフィス(第30回全国都市緑化とっとりフェア実行委員会事務局)小西/河上

  TEL 0857-25-3501   FAX 0857-27-8005

  e-mail:toshiryokka@city.tottori.lg.jp

 

 

 

*****************************************************************

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「中国地方まち・すまいづくりメールマガジン」では地方公共団体等の

皆様から、独自の取り組み事例等の記事を募集しています。

 

また、「建政部ホームページ」のトップページに掲載する画像データや

タイムリーな情報等も募集しておりますので、どしどしお寄せください。

 

記事の掲載希望及び送信先の追加、変更、ご意見・ご要望等について、

下記のメールアドレスへお願いします。

 

<編集担当>

計画・建設産業課

計画・景観係長 三井(内線6134)

mailto:kenseibu@cgr.mlit.go.jp

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++