河川の整備計画
事業の進捗状況
一級河川芦田川では、平成20年12月に策定した芦田川水系河川整備計画に基づき河川整備を進めてきましたが、平成30年7月豪雨では、基準地点山手において観測史上最高の水位を記録し、河川整備計画目標流量を超過したことや近年の気候変動に伴う水災害の頻発化・激甚化を鑑み、令和2年12月に芦田川水系河川整備計画(変更)を策定し、目標流量(平成30年7月豪雨による洪水と同規模)を安全に流下させる河道整備をはじめ、河川管理・防災対策や地域と一体となった川づくりを推進します。
また、平成30年7月豪雨を踏まえ、河川内樹木の伐採や土砂撤去を行い、あわせて、芦田川の美しく豊かな自然環境を保全するため、第Ⅱ期芦田川水環境改善アクションプランに基づき、関係機関や流域の住民団体等と連携し、水環境の改善を促進します。
主な事業箇所等
- 一般河川改修事業(府中市 父石地区)の推進
- 河道掘削の推進
- 堤防や排水樋門等の河川管理施設の維持・管理の実施
- 芦田川水環境改善アクションプランの促進
- 芦田川河口堰の管理及び操作の実施
芦田川 一般河川改修事業(府中市 父石地区)
平成10年の台風10号や平成30年7月豪雨により、府中市市街地上流部で氾濫被害が発生した芦田川では、再度災害防止の観点から狭窄部である父石地区の河川改修を推進します。

期待される整備効果
平成30年7月豪雨と同規模の洪水が再び発生した場合でも、家屋の浸水被害の防止が図られます。
令和5年度の事業予定
護岸整備及び前原橋の架替を推進します。
河道掘削の推進
河川整備計画において、整備目標流量を安全に流下させるための対策として、河道掘削を実施する。
●堤防の浸透対策を行った例(福山市 草戸・水呑地区)
【掘 削 前】
【掘 削 後】
