管内河川の流域状況

芦田川流域の概要

芦田川は、その源を広島県三原市大和町大字蔵宗(標高570m)に発し、世羅台地を貫流し、矢多田川、御調川等の支川を合わせ府中市に至り、その下流で神谷川、有地川、高屋川等を合わせ、神辺平野を流下し、さらに瀬戸川を合わせて福山市箕島町において瀬戸内備後灘に注ぐ、幹川流路延長86km、流域面積860km2の一級河川です。

その流域は、広島県東部に位置し、広島・岡山両県にまたがり、備後地方における社会、経済、文化の基盤をなすとともに、古くから人々の生活を支え文化を育んでいます。

流域の地形と地質

芦田川は、中国山地の南斜面を北西から南東に流れているため、中国山地を刻む基盤目状の断層構造に支配され、屈曲の大きい河川となっています。
また、地質的には、総体的に花崗岩で覆われており、下流域の平野は花崗岩山地からの流出を受けた沖積平野となっています。

上流

八田原ダム
上流

府中市河佐町付近
から上流を望む
中流

神谷川合流部(福山市新市町)
から上流を望む
下流

河口堰付近から上流を望む

流域の気候

気候は瀬戸内式気候に属しており、芦田川流域の年間降水量(平成22年~令和元年)は約1,330mmと少なく、全国平均の約3分の2となっています。

主要地点の平均流量(平成22年~令和元年)
河川名 観測所名 流域面積
(km2)
流量(m3/s) 備考
豊水流量 平水流量 低水流量 渇水流量
芦田川 矢野原 297.3 6.14 4.11 3.46 2.98 統計期間
10年間(2010~2019)
府中 488.9 12.24 8.92 6.94 5.06 統計期間
10年間(2010~2019)
山手 817.1 9.67 4.95 3.36 1.72 統計期間
10年間(2010~2019)
高屋川 御幸 146.0 1.97 0.95 0.56 0.32 統計期間
10年間(2010~2019)※2013年を除く

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