広島県の瀬戸田町では、文化の香り豊かな町づくりをめざしており、ゆとりある空間に島の風土にあった野外彫刻等の造形物を設置し、島全体を美術館とする「せとだビエンナーレ」事業を展開している。ビエンナーレとは、イタリア語で隔年という意味である。 |
この事業では、1年おきに数点の美術造形物を設置していき、造形物をつくる作家は島内に設置する場所を自由に選ぶことができる。そのため、制作にあたっては、何度も島に足を運び、設置場所の景観を考慮した作品づくりを行っている。また、作品が設置されることにより、島内に新たな美しい風景が創出されていく。 |
作品は、平成3年12月現在で7点が島内に設置されており、今後の展開を考えるシンポジウムも開催されている。 |
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