平成10年度
岡山県倉敷市
 倉敷市では、魅力あるまちづくり、住み続けたいまち倉敷の実現に向けて、都市拠点整備事業を進めており、この倉敷駅前の整備事業もその一環として行われたものである。
 「アンデルセン広場」は、倉敷駅前に設けられた人工地盤による駅前広場で、駅近くには、近年テーマパークのチボリ公園が開設されたことから、この施設の特徴に合わせて北欧をテーマにしたイメージのもとに施工された。
 整備にあたっては、地平部分に設置されたからくり時計塔と噴水を取り囲む形で、人工地盤による歩行者専用通路が設けられている。周辺部分と人工地盤上には多種類の樹木による植栽が施されているほか、四季の草花を配したフラワーポットを配置したり、からくり時計へ向かう階段にはカスケードによる水の流れを設けるなど、潤いのある景観づくりに配慮している。また、車椅子やお年寄りの利用に配慮して、エレベーターやエスカレーターの設置を行っている。
 整備後は、駅前の交通量の多い地域で、歩行者と車の分離が図られ、安全な交通体系が確保されるとともに、潤いのある駅前の待ち合わせ、休憩場所として親しまれており、倉敷の新しい顔になっている。
所在地 岡山県倉敷市寿町
諸元 面積:約4,700m2
通路部分幅員:6m
関係する施設など 倉敷美観地区、倉敷チボリ公園
イベント スターライトアベニュー