昭和62年度
島根県松江市
 島根県の東部に位置する県都松江市は、県の政治、経済、文化、観光の中心地であり、西に宍道湖、東に中海という大きな湖水を控え、「水の都」と呼ばれるにふさわしい美しい街である。
 とくに市の西側一帯を占める宍道湖は、碧雲湖とも呼ばれ、わが国で六番目の大きさの美しい湖である。
 湖岸の堤防上にはジョギングコースが設けられ、朝夕市民がジョギングを楽しむほか、ウインド・サーフィンや太公望で一年中にぎわいを見せ、とくに夏には、松江だんだん祭りや水郷祭等の各種イベントの舞台として市民の憩いの場となっている。
 また、隣接する千鳥南公園や湖岸の一帯は、観光客の格好の散策の場となっている。
 「知られざる日本の面影」や「松江の印象記」を著したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)がこよなく愛した宍道湖の落日や朝もやの中で蜆をとる小舟の姿は今も変わらず、市民や観光客の心を慰め、四季を通じて親しまれている。
所在地 島根県松江市末次、千鳥町
諸元 湖面積:10.4ha
イベント 松江だんだん祭