平成13年度
島根県松江市
 「ウォーキング・トレイル事業」は、歩くことを通じ健康・福祉活動を支援し、魅力ある地域づくりを図ることを目的とし、ゆとりとうるおいの実感できる歩行空間を整備するものである。 
 松江市は『はにわロード』と称し、出雲風土記に登場する八重垣(やえがき)神社から田園風景を望み、古墳・横穴群を巡り、出雲国造館跡、国宝の神魂(かもす)神社を結ぶ散策道を整備した。
 沿道には周辺の景観に配慮し、自然石を施した茶系の舗装、地元産の石を使った石積・ベンチ、そしてたくさんの植裁を施した。また、『木の実の広場』と出雲風土記時代の島根半島の地勢をテーマとした『入海(いりうみ)の広場』を整備した。沿道には「はにわ」の模型を数多く配置し、来訪者をあたたかく出迎えてくれる。
 完成後には地元の協力もあり、官民一体となって草取り・清掃など日常管理を行い、美化に努めている。
 「はにわロード」では、地元を中心に散策、遠足、また様々なイベントが行われ、観光拠点を結んだことによりたくさんの観光客も訪れている。
所在地 島根県松江市佐草町〜大庭町
関係する施設など 八重垣神社、神魂神社、出雲風土記の丘、出雲かんべの里
イベント 市民健康ウォーク