平成9年度
鳥取県境港市
 境港市では、緑と文化のまちづくりをテーマに、JR境港駅から商店街を貫く道路を市のシンボルロードとして、人に優しく、人々に親しまれる快適な道づくりが進められてきた。
 整備にあたっては、地元商店街、自治会、市議会議員、商工会議所などで構成する協議会が設置され、方向性の検討を行った。その結果、地域の活性化を考えて子供たちを中心にした年代にターゲットを絞り、境港市の出身で全国的に知名度のある水木しげる氏の漫画を題材にした道とすることに決まった。
 沿道には水木しげる氏の漫画に登場する妖怪のブロンズ像やレリーフ、絵タイルなどが設置されたほか、既存の商店街アーケードの改築、ポケットパークの整備なども行われた。また、街路灯や遊具、案内板なども妖怪を取り入れたデザインで施工している。
 道路の整備とともに鬼太郎や妖怪をモチーフにしたグッズや土産品、食品類も開発されたり、イベントの開催、音頭の制作も行われ、キャラクターを活かしたまちづくりも展開されている。
所在地 鳥取県境港市大正町〜本町
諸元 延長:800m
関係する施設など 海とくらしの資料館(台場公園)、米子水鳥公園、みなとさかい交流館、皆生温泉、夢みなとタワーほか
イベント みなと祭り、世界妖怪会議