平成元年度
山口県柳井市
 柳井市は瀬戸内海の海上交通上要衝の地であり、商業の町として古くから栄えてきた。古市・金屋地区の町並みは、その荷おろし場の中心として室町時代から街路が作られ、これに沿って白壁の商家が形成された。
 これらの商家はそれぞれ白いしっくい塗りで間口に比して奥行きが長く、土蔵造りの主屋があり、中庭を挟んで離れ座敷、倉、茶屋、門、板塀等が細長く配列している。敷地境には石積みの水路が築かれ、直接柳井川へ排水するようになっており、古い敷地割りと、かつての町の繁栄ぶりを現在にまで伝えている。
所在地 山口県柳井市古市町
諸元 面積:1.7ha
関係する施設など 石積み水路33本、
指定建造物47棟
イベント 土曜夜市、日曜朝市など