両生類
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イモリ
有尾目 イモリ科
池、沼、水田や小川、水たまりなどにすみ、小動物を食べる。雄は8〜10cm、メスは雄よりひとまわり大きい。腹面は赤色。春〜初夏に1卵ずつ水草に産卵する。幼生は黒い。繁殖期のオスは尾が紫色になる。変態後の幼体は、しばらくの間、陸上で暮らす。
オオサンショウウオ
有尾目 オオサンショウウオ科
体長50〜100cmの大型の両生類。体は茶褐色で暗褐色の斑点がある。山地の渓流や用水路、小川などにすみ、水から上がることがない。夜行性で、昼間は岸辺の横穴などにひそむ。サワガニやカエル、魚などを食べる。水温が0℃でも活動できる。口には小さいが鋭い歯があり、繁殖期のオスは巣穴をめぐってはげしく争う。8〜9月に産卵し、卵は300〜600個がじゅず状につながっている。オスはふ化まで卵を守る。特別天然記念物。
ブチサンショウウオ
有尾目  サンショウウオ科
西日本の代表的な流水性サンショウウオ。体長8〜13cm。標高300〜1,700mの落葉広葉樹林などにすむ。紋がまったくないものもいる。尾は円筒形で先が丸い。繁殖期は3〜4月で、渓流の石の下などに一対の卵嚢(らんのう)を産む。卵嚢は透明なひも状で丸く巻く。卵の数は10〜20個。ふ化した幼生は1年以上かかって変態する。
タゴガエル
無尾目 アカガエル科
本州、四国、九州の山地の森林の林床にすむ。体長は4〜4.5cm。みずかきはあまり大きくない。繁殖期は5〜6月で、渓流の岩のすき間や伏流水中に、大きな卵を少しだけ産む。幼生は卵黄を使い切るとすぐに変態して子ガエルになる。
ツチガエル
無尾目 アカガエル科
平地から低山にすみ、市街地の池でも山地の小川や水田に多数生息する。いぼが多く、つかまえると皮ふから毒のあるくさい液を出す。5〜8月に浅くて流れの無い場所の水草などに50個ぐらいずつに分けて産卵する。幼生のまま越冬し、翌年変態する。とくにアリやバッタなどの小昆虫を好んで食べる。
トノサマガエル
無尾目 アカガエル科
体長6.5〜8.5cm。水田や小川にt多数生息する。褐色〜黄色みを帯びた白色など、様々な色のものがいる。昆虫やクモ、ムカデなどを食べる。4〜6月の繁殖期には水田などにオスが集まって「グァルグァル、ゲロッゲロッ」と鳴きかわす。繁殖期に1回しか産卵しない。
ニホンアカガエル
無尾目 アカガエル科
本州、四国、九州の平地や丘陵地の水田や草地に住む。対象44〜73cm。繁殖期は他のカエルより早く1〜3月で、水の残った水田やみずたまりなどの浅い水面に1,000個ほどを産む。産卵がすむと5月ごろまで春眠をする。越冬は水底で行うことが多いが、冬でもあたたかい日は活動することがある。
ニホンヒキガエル
無尾目 ヒキガエル科
本州西南部、四国、九州、山地に生息。体長6.5〜14cm。2〜5月に止水域で産卵する。卵塊(らんかい)は20mにもなることもある長いひも状で、合計2,000〜14,000個を約2時間で産む。
ヤマアカガエル
無尾目 ヒキガエル科
山地にすむが、平地でも見られる。ニホンアカガエルと同じ環境にいるが、ヤマアカガエルは背側線が鼓膜の後ろで背中側に曲がっている。のどの下には黒斑がある。ほかの多くのアカガエルよりも染色体が2本少なく24本。初夏に水田など、日あたりの良い浅く流れの無いところに産卵する。昔は漢方薬として利用されていた。
アマガエル
無尾目  アマガエル科
平地や丘陵地にすみ、低木や草の上で暮らす。体長2.5〜4cm。体色は黄緑色で、雲形の斑紋があるが、かっ色から灰かっ色まで色が変わる。黄色や白色のアルビノや青色の色彩変異個体も知られる。繁殖期だけでなく、雨の降る前などによく鳴く。クモや昆虫を食べる。産卵期は5〜7月で、水田などに小さな卵塊(らんかい)を数回に分けて産む。
カジカガエル
無尾目 アオガエル科
山地の清流とそのまわりの森林などにすむ。体長3〜7cm。6〜8月にオスは瀬に突き出た石の上で「フィフィフィ」と鳴いてメスを呼ぶ。水中で抱接をし、100〜500個くらいの黒かっ色の卵塊(らんかい)を水中の石の下に産む。幼生の口は大きい。
シュレーゲルアオガエル
無尾目 アオガエル科
平地や丘陵地の草地などに生息する。水田のまわりの低木や草の上にいることが多い。虹彩は金色で、オスののどは黒い。4〜6月に、オスはあぜなどに掘った穴の中で「カカカカ」と鳴いてメスを呼ぶ。300個ほどの黄色の卵ををふくむ、あわ状の卵塊(らんかい)を地中や草の中に産む。ふ化した幼生は水中に流れ出て成長する。
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