鳥  類 
周辺の生き物周辺の生き物
<<前のページ
オオタカ
タカ目 タカ科
本州以北の針葉樹の森林を好む。落葉樹や混交樹林帯にも生息する。単独で行動し、小〜中型の鳥類を空中で追いかけて捕獲する。また地上の哺乳類を捕食する。4〜5月が繁殖期で、大木に巣を作る。種の保存法によって「絶滅の危機のおそれのある野生動植物種」に指定されている。広島県には繁殖、移動、越冬のため飛来してくるものがおり、土師ダムでは、山林上空を飛んだり、サギ類を襲ったりする固体が確認されている。
ハイタカ
タカ目 タカ科
本州以北の山地の森林で繁殖する留鳥。四国、九州では冬鳥。鳴き声はキィーキィー、キャッ、キャッ。大きさはハトくらい。成鳥は上面がグレー、腹部は白色で、はっきりした眉斑(びはん)がある。林にすみ、単独行動で木をぬうようにして飛び、小鳥をおそう。土師ダムでは、冬に山林や河川上空を飛ぶ固体が確認されており、土師ダム周辺を越冬場所として利用していると思われる。
ミサゴ
タカ目 タカ科
日本全国の海岸などにすむ 留鳥。海岸、河口、大きな湖沼に生息し、岩場や木の上に巣を作る。つばさが細長く、カモメに似た体型。鳴き声はキッ、キッ。海や湖、川などの上空を飛びながら、水面近くまで上がってきている魚をダイビングしてとる。カワセミ類のように殆ど水没するほど突っ込むこともあるが、魚は嘴ではなく足でつかむ。土師ダムを餌場として利用しており、春〜夏にかけてみられる。
イソシギ
チドリ目 シギ科
本州、九州では留鳥。北日本のものは冬に暖かい地方に移動する。体長は約20cm。鳴き声はチーリーリー。頭から背にかけては灰色がかったかっ色で、腹部は白い。足は、黄がかったかっ色。絶えず尾羽を動かす。飛ぶときは翼を震わせる。「礒に棲むシギ」という意味の名前だが、海岸、川、湖沼、水田など、さまざまな水辺にすむ。水辺を歩きながら、昆虫やクモ、小さなカニ、エビ、小さな魚などをとって食べる。
イカルチドリ
チドリ目 チドリ科
本州、四国、九州では留鳥。河川などの水辺に生息する。川の上流から中流にすみ、下流で見ることはまれ。コチドリに外見や習性が似ている。コチドリは草原のようなところにも巣をつくるが、イカルチドリは石の間の砂地に浅い穴を掘り、小石や草などをを集めて巣を作る。天敵に襲われた時は親鳥が擬傷行動を行いヒナを守る。体長は約20.5m。。土師ダムでは、池周辺を飛翔し、見通しの良い水際を餌場として利用している。
ドバト
ハト目 ハト科
日本各地の市街地の建造物に巣を作り、公園や寺院、駅の広場や港の倉庫などにすむ留鳥。伝書鳩が野生化したもので、全身がグレーのものが多いが、白色や黒色のものもおり、模様も様々。野生種のカワラバトは、尾の先端が黒く、つばさに2本の黒い線がある。体長は約33cm。鳴き声はクックー。卵は一度に2個産むが、1年を通じて何回も繁殖している。
カワセミ
ブッポウソウ目 カワセミ科
本州、四国、九州では留鳥。冬季は市街いあ公園野池、川や湖などで見られる。繁殖期には川の土手や崖に穴を掘って巣をつくる。体長は約17cm。鳴き声はチーッ、チチチくちばしが長く、するどい。頭が大きく、尾が短い独特の体型である。背と翼は青緑色、腹部はオレンジ色、のどと腹のわきは白色。低空を直線的に飛び、枝の上や空中から小魚を見つけ、ダイビングしてとらえる。冬、生態湿地公園やのどごえ公園内の水路周辺を飛翔する姿がみられる。
ヤマセミ
ブッポウソウ目 カワセミ科  
北海道、本州、四国、九州の山麓から山地の渓流、湖沼に生息す留鳥。体長は約37.5cm。白と黒のまだらもようが特徴で、のどと腹が白く、飛ぶと白っぽく見える。頭には冠羽(かんむりばね)があり、ときおりこれを立てる。停空飛行しながら、または水面につき出た枝の上から魚を捜し、見つけると水面にダイビングして捕らえる。土師ダムでは、河川周辺や生態湿地公園、サイクリングターミナルなどで飛翔する姿が確認されている。
カワウ
ペリカン目 ウ科
東北から九州までの海岸、河川、湖沼などに局地的に繁殖しているち留鳥。体長は約82cm。水辺近くの木の上に集団で巣を作り、飛ぶときも群れて飛ぶ。餌は魚で、潜水して捕る。鳴き声は低い声でグルルルンと鳴く。ウ類は体が黒く、独特の体型をしているがウ類同士はよく似ている。秋〜冬にかけて、土師ダムに越冬のために訪れる。
ヨタカ
ヨタカ目 ヨタカ科
日本には春から夏に九州以北の平地や山地に飛来する。土師ダムにも春に飛来する。分類上、鷹との類縁関係はない。体長は約29センチ。嘴は小さいが、口は大きい。夜行性で、昼は地上や樹上で休む。木に留まるときは枝に沿って座り、また保護色なので目につきにくい。夜になると飛び回って、飛んでいる虫などを食べる。鳴き声はキョッキョッキョッキョッ。
キビタキ(オス)
スズメ目 ヒタキ科ヒタキ亜科
日本では夏鳥として山間部に観られ、冬期はフィリピンやボルネオなどの東南アジアへ渡りをおこない越冬する。福島県の県鳥で、山地の明るい雑木林に住み、昆虫類、節足動物等を捕食する。全長13〜14cm。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉斑、腹部と腰は黄色。翼に白い斑がある。喉は、鮮やかな橙黄色である。「ピッコロロ、ピッコロロ」と美しい声で鳴く。
3/3 ページ 



ページの先頭に戻る
国土交通省 中国地方整備局 土師ダム管理所
TEL (0826)52−2455