陸上昆虫類
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アオマツムシ
直翅目 コオロギ科
中国原産の帰化昆虫で、明治末期に日本に侵入したといわれている。県内には1970年ごろより急に増え、市街地や河川にすみついている。以前は、県内では広島市周辺に限って分布していたが、近年分布を広げ、内陸部でも生息が確認されるようになった。
グンバイトンボ
トンボ目 モノサシトンボ科 
県内では沿岸部から山間部まで広く分布し、おもに流れの緩やかな水生植物が繁茂した清流や流れ込みのある池などに生息する。産卵は、水面近くの葉に行われる。
ハッチョウトンボ
トンボ目 トンボ科
県内では島嶼(とうしょ)部から山間部まで広く分布し、背の低い草本が優先する湿地や休耕田に生息する。産卵は、湿地の泥上で行われる。日本のトンボのなかで最も小さい。
ハグロトンボ
トンボ目 カワトンボ科
県内では島嶼(とうしょ)部から山間部まで広く分布し、流れの緩やかな水生生物が繁茂した清流に生息する。産卵は、クロモやカナダモなどの組織内に行われる。羽化後間もない成虫は流れから離れた木陰などで生活し、成熟すると交尾と産卵のために水辺にもどる。
ハルゼミ
半翅目 セミ科
県内では沿岸部から山間部まで広く分布し、アカマツがみられる山林に生息する。土師ダム周辺では、吉田町周辺にいる。春に左岸の山林の広い範囲で鳴き声が聞こえる。天候に敏感で曇りや雨の日はほとんど鳴かないが、日が射すと、一斉に合唱をはじめる。
イトアメンボ
半翅目 アメンボ科
県内では沿岸部から山間部まで広く分布し、植生豊かなため池の岸際などに生息する。
アメンボには10種以上のよく似た種があり同定が難しい。水面を泳いでいると、まるで4本足のように見える。前足はカマのようになっていて、水に落ちた虫を押さえやすくなっている。鋭い口をもち、とらえた昆虫の体液を吸う。中足と後ろ足には細かい毛があって水をはじき、表面張力で水に浮くことができる。
キノボリトタテグモ
 クモ目 トタテグモ科
県内では島嶼(とうしょ)部から山間部まで広く分布し、樹皮や石垣、岩上などに扉をもつ袋状の巣をつくる。
ナナフシモドキ
ナナフシ目 ナナフシ科
県内では沿岸部から山間部まで広く分布し、落陽広葉樹がみられる山林で生息する。サクラの木など多い。緑色のものから灰色、褐色のものまで体色に変化が多い。足はとれやすく、とれても幼虫時代なら脱皮のたびにとれた足は再生してくる。
ニホンミツバチ
ハチ目(膜翅目) ミツバチ科
県内では島嶼部から山間部まで広く分布し、樹洞や建物の隙間などに巣をつくって生息する。3月〜11の間姿を現す。 セイヨウミツバチと比べると体が黒く、体長は13ミリと一回り小さい。セイヨウミツバチ同様に集団で生活し、各種の花の蜜(みつ)を集める。放浪性が強い、蜜を集める効率が悪いなどの理由であまり飼育されていない。
オオホシオナガバチ
ヒメバチ科
県内では記録は少ないものの山間部を中心に広く分布すると考えられる。土師ダムでは夏季に左岸沿いの山林内で確認された。
ツマグロキチョウ
チョウ目 シロチョウ科

県内では島嶼部から山間部まで広く分布する。カワラケツメイがある河川敷や草地などにせいそくする。幼虫はマメ科のカワラケツメイの葉のみを食べ、成虫はキク科やマメ科などの花の蜜を吸う。

ウシカメムシ
半翅目 ヒラタカメムシ科
県内では島嶼(とうしょ)部から山間部まで広く分布し、アラカシなどの広葉樹林がみられる山林に生息する。枯れ木や倒木の樹皮下にすみ、キノコの汁を吸う。平たい体はその生息場所によく適応している。体色も枯れ木の色そのもので、よい保護色となっている。
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