一般国道9号江津道路事業の評価結果
再評価

  一般国道9号は、京都市を起点として山陰地方の主要都市を結び、山口県下関市に至る延長約670kmの主要幹線道路で、産業や文化に大きな役割を担っております。しかし、近年の交通需要の急速な増大により、浜田河川国道事務所管内では江津、浜田の都市内及び都市間の円滑、安全なモビリティーならびに快適な生活環境の確保が困難になってきました。
 江津道路は、江津市渡津町〜浜田市高佐町の浜田自動車道に接続する17.6kmの道路であり、江津市渡津町〜同嘉久志町間の2.8km(平成5年3月供用開始)は一般道路として、また江津市嘉久志町〜浜田市高佐町まで14.8km区間は自動車専用道路として整備しています。
 江津道路は、

1)時間短縮
2)代替路線の確保
3)沿道環境の改善
4)地域開発の誘導効果
  を目的とした事業です。これらの事業の効果が費用に見合うかどうか確認しました。


(1)江津道路の位置・概要


位置図
江津道路の概要

(2)現道の交通状況、主要渋滞ポイント


交通センサス(H9)
主要渋滞ポイント

・現道の交通量変化(浜田市久代(くしろ)町)

【石見海浜公園入口交差点(下り車線)の渋滞状況】
 最大渋滞長L=6,100m 交差点通過時間77分

・現道の騒音状況(平成8年度環境センサス結果より)


環境センサス(騒音)







・事業の必要性
 本路線を整備することにより、江津市、浜田市及びその周辺の渋滞解消、地域の活性化が図られるとともに、
 現在供用中の浜田道路、中国横断自動車道と一体となって「石見遊空間拠点地区」、「江津中央拠点地区」等の
 拠点開発プロジェクトを支援し、圏域内及び他地域との交流の促進に寄与します。
 引き続き江津道路の整備を進め、平成15年度秋の全線供用を目指します。

事業名
事業区分
事業主体
始終点
延長
地域
江津道路
(一般国道9号)
一般国道
直轄
自:島根県江津市渡津町
至:島根県浜田市高佐町
17.6km

【中国】


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