国土交通省
中国地方整備局


自治体版工事成績評定システムの提供および試行の開始について


■自治体版工事成績評定システムの提供
工事成績評定は、新規参入者も含めた建設企業の技術力の審査や総合評価を公平かつ効率的に行うための重要な要素であり、各発注者がこのデータを共有し活用することは有効と考えられる。
一方で、中国地方の自治体における工事成績評定の実施状況は、134団体のうち約1/251%)の団体は未実施の状況である。(H17.10.24現在)
このため、中国地方整備局では、地方自治体の工事成績評定の整備及び普及拡大を目的として、「自治体向け工事成績評定システム」の作成を行った。
10月より当システムを地方自治体に提供し試行を開始したところである。
現在、中国地方の各地域協議会から69団体がシステムを利用した試行へ参加表明をしており、他の地域協議についても順次参加団体のとりまとめを行っているところである。
本システムの活用普及を図ることにより、これまで成績評定の実施を行っていない市町村についても、工事成績評定の理解・有効性の認識が向上すると共に、発注者共有の基本条件の整備につながり総合評価方式の実施拡大などが期待される。

地方自治体向け「工事成績評定」(案)
地方自治体向け「工事成績評定」(案) 国土交通省「工事成績評定要領」を基に自治体向けにリニューアル 地方自治体向け「工事成績評定」(案)

○工事規模に合わせた、工事成績評定(3種類)  

  1. 【標準考査項目】  請負代金額 2,500万円以上  国土交通省「工事成績評定」と同様。
  2. 【簡便型考査項目】 請負代金500以上2,500万円未満(工事規模に応じて考査項目を多少省略。)
  3. 【小規模考査項目】 請負代金額 500万円以下(工事規模に応じて考査項目を大幅に省略。)

自治体環境でのシステム運用イメージ
  自治体側で本システムを利用する際に特殊なソフト・ハードが必要とならないよう、PC上にファイル共有を行う簡易的なデータベースを構築し、各データの登録・利用を行う。
※本システムを活用する事により、成績評定業務自体の作業軽減・迅速化が図られ、工事成績評定の普及促進につなげるものである。

中国地方整備局のシステム群のうち、工事成績評定に係わる部分について、単一システムとして利用できるように自治体版を作成。
※通常のパソコン環境でも利用可とし、同一パソコンで入力から結果出力までが出来る。
自治体環境でのシステム運用イメージ 自治体環境でのシステム運用イメージ 自治体環境でのシステム運用イメージ
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