1.これまでの経緯

 西広島バイパス(2号高架)都心部延伸は、広島南道路との役割分担を考えたうえで、広島西部地域からの交通を都心部にスムーズに分散・導入させるものとして、平成6年8月に都市計画の変更を行いました。
 その後、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災を教訓とした、高架道路の1本柱橋脚の補強工事を最優先に進め、平成10年12月に、この補強工事が完了しました。
 その後、全線完成に向けての第1歩(1期区間)として、平成10年度より、庚午から新観音橋東詰めまでの間約2.1kmについて、2号高架の4車線化及び延伸工事に着手することとしました。現在、己斐・庚午地区・南観音地区及び観音本町地区において、それぞれ、橋梁補修環境対策工事を進めています。

■完成予定図(観音本町付近)

2.整備効果

○渋滞緩和
○沿道環境の改善
(電線類地中化、歩道美装化、遮音壁、裏面吸音板、低騒音舗装の整備等)

3.観音高架橋の経緯

 ・平成 6年 8月: 高架部の延伸を竹屋町交差点東とした計画として都市計画決定の変更(L=2.7km延伸)。
・平成 8年 11月: 阪神淡路大震災を教訓とした1本柱橋脚の耐震補強工事に着手。

・平成10年

12月: 1本柱橋脚の補強工事が完了。
・平成11年 2月: 己斐・庚午地区の門型橋脚の補強に着手。
・平成11年 3月: 1本柱橋脚の補強工事が完了した街路区間において、低騒音舗装を実施。
・平成11年 5月: 延伸工事の準備工事(街路樹の仮移設)に着手。
・平成11年 7月: 観音本町交差点〜広島スタジアム入口交差点の街路区間において、低騒音舗装を実施。
・平成11年 8月: 南観音地区(旭橋東詰)の門型橋脚の補強に着手。
・平成11年 9月: 延伸区間の電柱等の移設に着手。
・平成12年 2月: 延伸区間(観音本町)において低騒音舗装を実施。
・平成12年 4月: 延伸区間(観音本町)の橋脚基礎工事に着手。
・平成13年 3月: 高架橋橋脚補強工事完了。
・平成13年 5月: 拡幅区間新設橋桁架設工事着手。
・平成14年 2月: 延伸区間(観音本町)の橋桁架設に着手。
・平成14年 11月: 南観音観測局設置。沿道環境測定開始。
・平成15年 1月: 拡幅区間工事完了。新設部(下り線)に車線切替。既設部(上り線)の橋梁補修に着手。