1.高架橋補修の経緯
広島国道工事事務所では、日頃から車や徒歩でのパトロールを行い道路や道路施設の点検を実施しています。このたび、西広島バイパス都心部延伸工事に先立ち、今年の7〜8月にかけて延伸部の高架橋を主体に下表に示す高架橋について、壁高欄や床板などのコンクリート部分について詳細な点検を実施しました。
今回点検した橋梁は、完成後20〜25年程度経過していますが、構造物全体としては安定しています。しかし、部分的・表面的に劣化の進んでいる箇所もあるため、コンクリート表面部の補修工事を計画しています。
また、延伸部の高架橋でコンクリートの剥がれ落ちる可能性のある箇所は、安全確保のため緊急にハンマーによりはつり落としました。なお、チョークによりマーキングしている箇所で、コンクリートをはつり落としていない箇所は、剥落等の可能性が低いと考えていますが、本格的な補修の際に詳細な現地調査を予定しています。
その他の高架橋につきましても、日頃のパトロールによる点検を継続するとともに、順次補修工事を実施していく予定です。
2.今回工事の概要
今回の工事では、時間の経過とともにひび割れ等の拡大が予想される箇所について、(1)劣化したコンクリートを除去し(2)鉄筋を防錆処理したうえで(3)欠損部の断面修復を行います。
工事につきましては、現地調査を再度行い工事着手する予定です。なお、交通規制の時期、内容等につきましては別途お知らせしますので、よろしくお願いいたします。