1.高架橋補修工事の概要
広島国道工事事務所では、日頃から車や徒歩でのパトロールを行い道路や道路施設の点検を行っていますが、西広島バイパス都心部延伸工事に先立ち、平成11年7月〜8月にかけて、観音・庚午高架橋の壁高欄や床版(図−1参照)などコンクリート部分について詳細点検を実施しました。
点検した高架橋は、構造物全体としては安定しているものの、部分的・表面的に劣化が進んでいる箇所もあり、コンクリートの剥がれ落ちる可能性のある箇所は、安全確保のため緊急にハンマーにより、はつり落しました。
当面、コンクリートの剥落等の可能性は低いものと考えていますが、時間の経過とともにひび割れ等の拡大が予想される箇所について、本工事において補修を行います。
工事につきましては、平成12年1月17日〜3月31日(予定)の期間に高架橋補修作業に必要な足場を設置し、その後再度、現地調査を行い、補修工事を実施する予定です。
2.足場の設置に伴う交通規制
高架橋補修工事に伴い作業用の足場を今回設置します。また、この足場設置に併せて、現在設置している新旭橋東詰め及び西詰めの橋脚補強工事用の足場を撤去します。
足場設置や撤去は、現道にトラッククレーンを配置して行いますので、作業の安全性確保と第三者災害防止のため、やむを得ず交通規制を行います。