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はじめに
広島都市部の幹線道路における沿道環境状況においては、道路交通騒音、大気質の環境基準の未達成箇所が多く存在しており、沿道環境は厳しい状況にあります。
今回、特に沿道環境の厳しい広島都市部の一般国道２号（広島市南区仁保〜広島市西区庚午北）とその周辺を対象とし、関係行政機関（国土交通省、広島県、広島市等）との連携を図りつつ、総合的・計画的に沿道環境対策を推進するため、「沿道環境改善プログラム」を策定いたしました。
「沿道環境改善プログラム」は、行政機関以外の有識者の方々からなる「広島都市部沿道環境改善検討委員会」を設置・開催し、沿道環境改善対策等について多方面からの助言・提言を受け、「広島県道路環境対策検討協議会」において策定したものです。
このプログラムは、道路交通による騒音及び大気質の改善を行うための施策として以下の４項目を基本としています。
（１）都市部に集中する交通を適切に分散させるための道路整備
（２）沿道への影響を低減するための道路構造の改善
（３）効率的な道路利用を促す交通需要の調整
（４）環境負荷の低減施策の推進
また、それぞれの施策の達成期間（短期、中期、長期）を設定することにより、各関係機関が計画的に実施していくことにしています。 |
