国土交通省中国地方整備局 広島国道事務所 [to TOP]

平成15年11月17日

一般国道2号 西広島バイパス都心部延伸事業
 部分開通(観音高架橋)による交通の変化(速報)

ー 街路の利用が6割から4割に減少 ー

○平成15年10月31日に2号高架 西区庚午北〜中区舟入中町(観音オフランプ)の4車化・延伸工事が完了し、開通しました。

○完成直後においては、朝ピーク時の西広島バイパス入口交差点を先頭とする上り方向の渋滞、夕ピーク時の観音本町交差点を先頭とする下り方向の渋滞の緩和や、騒音値の改善が図られていることが確認されました。

  1. 朝ピーク時の上り方向の渋滞は約1,300m短縮、通過時間は約20分の短縮
    新観音橋東詰交差点を先頭とした新たな渋滞が発生

  2. 夕ピーク時の下り方向の渋滞は解消、通過時間は約27分の短縮

  3. 大型車をはじめとする多くの交通(約2割 1.4万台)が高架道路に転換
    平均で昼間約7dB、夜間約10dB低減、沿道環境は改善

○今回の資料提供は短期間の測定値であり、今後も交通流動調査を継続し、一ヶ月後を目途に改めてお知らせする予定です。

都心部(高架)延伸区間図

観音本町付近

観音オフランプ付近

■部分開通による交通流態変化

○高架道路開通による効果
  【上り方向】
8:00頃における渋滞は、約5,000mから約3,700mへ 約1,300m短縮されました。
井口ランプから観音オフランプまでの通過時間は、約45分から約25分に約20分短くなりました。
上記区間の平均走行速度は、約8km/hが約15km/hに改善されました。
【下り方面】
18:00頃における渋滞は、約2,700mから0mへ2,700m短縮 (渋滞解消) されました。
南竹屋町交差点から観音本町交差点までの通過時間は、約37分から約10分に27分短くなりました。 
上記区間の平均走行速度は、約4km/hから約14km/hに改善されました。

・開通による最大渋滞長の変化
鈴ヶ峰TN東抗口付近 田方橋付近
↓画像をクリックすると拡大図が表示されます。
朝ピーク時(上り方向)通過時間の変化
※朝ピークの通過時間は、追越車線を走行した時間である。
夕ピーク時(下り方向)通過時間の変化
※夕ピーク時の通過時間は、中央分離帯寄りの車線を走行した時間である。
   
■沿道環境の変化
○騒音
  南観音地区の騒音値は、工事着手前と比較して、 昼間7dB、 夜間10dB低減


○観音高架橋工事着手前の騒音値 (H10.12.15〜12.16測定)
  昼間 : 78dB  夜間 : 77dB
※測定箇所:南観音3丁目、高さ地上1.2mでの測定値
○観音高架橋4車化開通後の騒音値 (H15.10.31〜11. 7の平均値)
 

昼間 : 71dB  夜間 : 67dB 
※測定箇所:南観音観測局、高さ地上1.2mでの測定値(速報値)

 
■高架利用交通の流動変化

○高架道路整備により、大型車をはじめとする多くの交通が高架道路に転換しました。

  • 街路交通負荷が低減 / 街路交通量約4割減少、特に大型車は6割減少
  • 高架道路利用率 約4割→約6割に増加
  • 大型車通行規制解除により、大型車の約7割が高架道路を利用
・開通による交通流動の変化
↓画像をクリックすると拡大図が表示されます。

4車化供用直後の通行状況
<観音オンランプ>
高架道路整備による交通の転換
道路整備による車種別利用率
※事前調査    : H15. 9.17(水)調査
※4車化供用後 : H15.11.12(水)調査


    [当資料に関するお問い合わせは]

国土交通省 中国地方整備局 広島国道事務所
【担 当】 共同溝課建設専門官  安野 聡
       調査設計第1課長     吉岡 大藏

TEL (082)281-4131 FAX(082)286-7897
E-mail Address:hirokoku@cgr.mlit.go.jp

道の相談室 0120-106-497