国土交通省中国地方整備局 広島国道事務所 [to TOP]

平成15年12月19日

一般国道2号 西広島バイパス都心部延伸事業
 部分開通(観音高架橋)による交通の変化(第2報)

- 騒音値最大11dB低減 沿道環境は著しく改善 -

○平成15年10月31日に2号高架(観音高架橋)の4車化・延伸が開通し、約1ヶ月経過しました。
 観音高架橋の部分開通による交通流動の変化、沿道環境の改善状況についての調査結果をお知らせします。

○部分開通後の1ヶ月間の調査の結果、交通流動に日々の変化は見られるものの、 朝ピーク時の西広島バイパス入口交差点を先頭とする上り方向の渋滞、夕ピーク時の観音本町交差点を先頭とする下り方向の渋滞の緩和や、騒音の改善が図られていることが確認されました。

  1. 朝ピーク時の上り方向の渋滞は約1,400m短縮、通過時間は約19分の短縮
    高架部は、観音本町交差点から新観音橋東詰交差点に渋滞の先頭が移動

  2. 夕ピーク時の下り方向の渋滞は解消、通過時間は約25分の短縮

  3. 大型車をはじめとする多くの交通(約2割 1.8万台)が高架道路に転換
      高架道路整備区間において沿道環境は改善
     特に、南観音地区において、昼間約8dB、夜間約11dB低減

○今後も、渋滞緩和、沿道環境改善に向けた調査を継続し、その結果をお知らせする予定です。

■部分開通による交通流態変化

○高架道路開通による効果
  【上り方向】
8:00頃における渋滞は、約5,000mから約3,600mへ 約1,400m短縮されました。
井口ランプから観音オフランプまでの通過時間は、約45分から約26分に約19分短くなりました。 
上記区間の平均走行速度は、約8km/h が 約15km/hに改善されました。
【下り方面】
18:00頃における渋滞は、約2,700mから0mへ2,700m短縮 (渋滞解消) されました。
南竹屋町交差点から観音本町交差点までの通過時間は、約37分から約12分に25分短くなりました。 
上記区間の平均走行速度は、約4km/hから約12km/hに改善されました。

・開通による最大渋滞長の変化
↓画像をクリックすると拡大図が表示されます。
井口ランプ〜観音オフランプ(L=6.7km)の所要時間
※朝ピークの通過時間は、追越車線を走行した時間である。

※夕ピーク時の通過時間は、中央分離帯寄りの車線を走行した時間である。
   
■沿道環境の変化
○騒音
  高架道路整備区間の騒音値は、整備前と比較して、
最大昼間8dB、夜間11dB低減 沿道環境は著しく改善





凡例
整備前
庚午地区 < H12.7.18〜19 低騒音舗装後の調査 >、南観音、観音本町地区 < H10.12.15〜16 低騒音舗装前の調査 >
整備後 全地区 <H15.12.3〜4 調査>
(  )は、 H15.10.31〜11. 7 南観音観測局の測定値(速報値)の平均値
・測定位置は、官民境界、高さ地上1.2mで測定
 
■高架利用交通の流動変化

○高架道路整備により、大型車をはじめとする多くの交通が高架道路に転換しました。

  • 街路交通負荷が低減 / 街路交通量約2割減少、特に大型車は6割減少
  • 高架道路利用率 約4割→約6割に増加
  • 大型車通行規制解除により、大型車の約7割が高架道路を利用
・開通による交通流動の変化
↓画像をクリックすると拡大図が表示されます。

高架道路(開通後)の通行状況
高架道路整備による交通の転換
道路整備による車種別利用率
※開通前(事前調査)   : H15. 9.17(水)調査
※開通後(1)(速報)  : H15.11.12(水)調査
※開通後(2)(事後調査) : H15.12. 3(水)調査


    [当資料に関するお問い合わせは]

国土交通省 中国地方整備局 広島国道事務所
【担 当】 共同溝課建設専門官  安野 聡
       調査設計第1課長     吉岡 大藏

TEL (082)281-4131 FAX(082)286-7897
E-mail Address:hirokoku@cgr.mlit.go.jp

道の相談室 0120-106-497(ドウロヨクナレ)