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落葉樹林
コナラ林
ケヤキ林
イヌブナ林
ケヤキ林
見分け方
渓流沿いや太田川中流域の急な斜面などに、点々と見られる落葉樹林はケヤキ林です。
ケヤキ
や
エノキ
などニレ科の樹木が林立しています。
ただし、なれていないと、ほかの落葉樹林と見分けるのはちょっと難しいかもしれません。
上記のような特別な場所で、秋に紅葉している森林を見つけたら、ケヤキ林の可能性が高いでしょう。
この森林からわかること
渓流や川沿いの急な斜面は、植物が生きていくためには厳しい場所です。なぜなら、時々、土砂がくずれたり、川が増水して流されたりするからです。ケヤキ林は、そのような厳しい環境を示している森林です。
詳しく知ろう
調査結果から
森の景観
樹高(じゅこう)が15m程度の落葉樹が樹冠(じゅかん)を広げる林です。アカマツ林やコナラ林と比べると林内の樹木の植被率は約70%と低く、うっそうと茂った様子は感じません。
特徴づける樹木
ケヤキ林を特徴づけるのは、高木の落葉樹の
ケヤキ
と
アサガラ
です。このほか、春の渓谷を黄色の花で彩る低木の
ヤマブキ
、
アブラチャン
も、ケヤキ林を特徴づける樹木です。
種の多様性
ケヤキ林では、100m
2
あたり、平均46種の植物が確認できました。ほかの森林と比較すると多い方です。
内訳を見ると、常緑樹や落葉樹の種数はコナラ林と大きな違いはありません。しかし、そのほかの種(おもに草本)が平均19種とほかの森林よりも飛び抜けて多く、ケヤキ林の種多様性を高めています。
この森林の将来
構成種には、
アラカシ
、
ヤブツバキ
、
シロダモ
などの常緑樹も多く見られます。したがって、常緑樹林へと遷移していく過程にあるといえます。
しかし、常緑樹林になる前に、土砂の移動や川の増水などの影響により、森がこわされて、草むらや低木林に戻ってしまう可能性もあります。そうなれば、また一から遷移の過程を繰り返すことになります。
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