宍道湖・中海の特徴

湖底の深度

 宍道湖は広大な水面積を有しながら、水深は非常に浅く湖底地形もなだらかで、風によるかく乱や日射による水温上昇など気象による影響を受けやすい形状をしています。
 中海は、大橋川から弓浜半島に向け緩やかに深くなります。 米子湾から境水道にかけ、干拓による埋立て・土砂採取や航路の浚渫跡地があり、水深が14mを超える窪地も点在します。

塩分の状況

(平成12年9月30日観測)
※PSUとは海水1kg中に含まれる塩類のグラム数に相当(海水の塩分は概ね35psu)

 中海・宍道湖は、大橋川を挟んで塩分が異なります。塩分濃度は潮汐により変動しますが平均で、それぞれ海水の1/2程度、1/10程度です。  このような汽水環境により、海産性の生物と淡水性の生物が入り混じったり、汽水ならではの生物が生息するなど、多様な生物環境が形成されています。