水辺の安全ハンドブック page 14/24
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概要:
水辺の安全ハンドブック
05より楽しくより安全に2気象情報を集めよう「転ばぬ先の杖」ということわざがあります。川や水辺で活動しようとする時は、必要な準備はもちろんですが、活動場所の気象や川の情報をできるかぎり知ることが大切です。インターネットや電話での問い合わせなど方法はいろいろあります。必要な情報を入手し、活動場所の細かな情報を集めよう●気象情報を活用しようテレビやラジオ、新聞の他、最近ではインターネットや携帯サイトからは狭い地域の天気予報をリアルタイムで手軽に入手できます。これらの情報を活用し、活動する川での天候の変化等を予測できるよう心がけましょう。(P20参照)●当日の天候を把握しよう突然の雷雨など、事前に予測できない気象変化もあります。活動中にも観天望気や気象情報をできるだけ入手し、悪天候が予測できたら、中止又は予定を変更する勇気を持ちましょう。【観天望気】雲の形や風向きなどから局地的な天気を事前に予測することを観天望気といいます。例えかさば月や太陽の周りに暈が見える時には天気は下り坂。富士山など独立峰の山頂に笠雲がある時、ひつじ雲が見られる時、日中山風が吹く時も雨が近づいている前兆です。その他、つばめが低く飛んでいる時や、朝空講習を受けよう●川の指導者養成などNPO法人川に学ぶ体験活動協議会(P18参照)で展開している「川の指導者養成講座」では、川でのさまざまな体験活動を安全に楽しく指導するための基本的な知識・技術を学ぶことができます。活動内容によって注意事項や必要な知識・技術は異なります。自分たちが行う活動に特化した知識・技術を習得しましょう。自分たちだけで無理があれば、それらに詳しい指導者に活動サポートを依頼しましょう。気がじめっとして生ぬるく感じる時なども湿度が高く天気が崩れる前兆として注意しましょう。●保険への加入万が一事故が起こったときに備えて、必ず保険へ加入しましょう。保険には大きく分けて2種類あり、通院や入院費用を保証する傷害保険と、指導者や事業者が被害者からの損害賠償請求に対応する賠償責任保険の2つ。必ず傷害保険と賠償責任保険へ入るようにしましょう。●河川管理者・市町村へ問い合わせる河川を使用する場合、基本的には自由使用となっていますが、イベントなどの場合には使用願いなどの申請が必要な場合があります。国の方針として安全な河川利用を推進しているので、活動予定の場所で何か知りたいことがあれば、河川管理者や市町村の担当課へ聞いてみましょう。●河川利用者(漁協やリバースポーツ業者等)漁業協同組合やカヌーやライフティングなどリバースポーツの事業者は、その活動エリアについての色々な情報に通じています。やってみたい内容や趣旨を伝えて、危険な場所等はどこか相談してみましょう。●川の防災情報を活用しよう国土交通省では地域ごとの雨量情報だけでなく、河川の水位情報やダムの放流情報等を「川の防災情報」(http://www.river.go.jp/)で提供しています。携帯電話でもリアルタイムで利用できます。下見で現地の川を見たときには、その時の水位を「川の防災情報」でチェックしましょう。当日現地に行く前に、川の状態を調べる時などに大いに参考になります。(P20参照)12 13