「公共工事コスト縮減対策に関する新行動計画」に基づく平成13年度実績について
記者発表

(4)工事における社会的コストの低減

国土交通省直轄ダム工事で初のゼロ・エミッション

中国地方整備局苫田ダム工事事務所 苫田ダム建設工事
【施策の概要】
 「ゼロ・エミッション」とは、廃棄物の最終処分量をゼロにするということで あり、人口爆発や資源枯渇に対応し、地球環境を守るために生産・消費活動の過 程で廃棄物を出さない循環型産業構造システムの開発をめざすものである。
「ゼロ・エミッション」は、これまで一般に廃棄物処理施設の整った都市部において、建築工事を中心として行われてきた。苫田ダム建設工事は地方部の大型土木工事であり、平成13年度から本格的に「ゼロ・エミッション」の実現に向けて活動を開始する。
 本工事では、これまでも廃棄物の分別収集を柱に混合廃棄物の減量化を図り、コンクリート、アスファルト塊などは中間処理での再生利用、堤内構造物のプレキャスト化で型枠材の低減などの活動を行っており、再生利用率が約99%である。
 今後の活動は、これまでの活動を軸に、R1(Reduce発生抑制)、R2(Refuse搬入抑制)、R3(Reuse再利用)、R4(Recycle再生利用)、R5(Return再生材購入)の5R 活動を展開して再生利用率100%を目指すこととしている。
【施策のポイント】
・伐採材はチップ化・堆肥化して、濁水処理設備から発生した脱水ケーキと混合し植栽用土として場内で使用する。
・コンクリート塊、アスファルト塊は破砕して砕石、路盤材として場内で使用する。
・堤内構造物をプレキャスト化し熱帯材型枠の使用量を低減し、かつ発生した型枠の端材などはチップ・堆肥化により上記の植生用土の材料として使用する。
・紙くず・金属くずは再生紙、再生金属などの資源材料として再生委託する。
・廃プラスティック類はリサイクルルートの開拓により、熱原料としてサーマルリサイクルを行う。
・混合廃棄物は上記の品目に分別収集の徹底を図り、混合廃棄物の発生を防ぐ。
・その他建設副産物としての発生土は、事業全体での流用のほか、護岸、石積み、路盤などの材料として使用する。
【施策のフロー】
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