天神川の改修工事は昭和9年9月の室戸台風による大水害を契機として開始された。当初の改修計画はこの室戸台風の実績流量をもとに計画したものであり、
天神川本川の計画高水流量を3,500m3/sとした。この計画では既設堤防の拡築、新設堤防の設置、護岸・水制工の設置による堤防の増強と
河床掘削を行うものであった。その後、上記計画に準じて改修工事が進められており、昭和43年に当初の計画高水流量を踏襲した
工事実施基本計画が策定され、築堤、河床掘削等を実施している。
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 室戸台風被害の様子 (倉吉町役場前にある元帥酒造角)
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