この対策については、大きく「破線」と「マーク」に分類され、ともに"減速効果"を期待するものですが、以下のように設置する区間についての考え方が多少異なっています。
「交差点部カラー舗装」と同様、この対策についても、併設の対策内容により、更に6種類(下表参照:A〜F)に細分化され、結果として複合的な効果となっています。 そこで、客観的評価としては、下表に示すとおり、速度減少効果が確認でき、特に「交差点部カラー舗装」及び「事故多発(文字表示)」と併設した場合(種類B又はD)の"速度低下"が大きくなっています。
主観的評価としては、下図より、「破線」よりも「マーク」の方が評価が高いと言えます。また、自由意見では「目立つので良い」といったような"視認性"に関する意見が挙げられています。
ただし、「音が出るようにした方がいい」や「段差をつけた方がいい」(例:段差舗装)といった意見や、「意味がわからなかった」といった意見も挙げられています。
なお、振動及び音による対策については、周辺地域への騒音・振動問題への配慮も必要と考えており、道路周辺に民家等が無い箇所について実施しております。 また、表示目的については「追突注意」などの"文字表示"を併設するなど、対策目的等の周知を考えていきたいと思います。
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