
中国自動車道三次インターを降りて走ること15分、「平和・人権・文化」の文字が刻まれたモニユメントが現れます。昭和59年(1984年)に人権尊重の町宣言を、昭利61年(1986年)に非核平和自治体宣言をした三良坂町では、「平和・人権・文化」を指標としてまちづくりに取り組んできました。
非核・平和を願う町民のふれあいとやすらぎの場として、町木のカシやサツキ、マツなどが豊かに茂る平和公園内には、平成3年(1991年)、県北文化への貢献を目的に、平和に関する作品展示と、県北の作家を紹介する三良坂平和美術館をオープン。
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町出身の反戦画家、柿手春三(かきて しゅんぞう)氏の作品を中心に約600点を収蔵し、様々な企画展が開催されています。
また、施設ばかりでなく、町内の各種団体(25団体)が、平和を願って連携し発足させた「三良坂町平和を願う会」があり、8月の平和月間には、この会が中心となって、毎年原爆の日前後に「平和の集い」を開催するなど、地道な活動が続けられています。
そうそう、最初にお話ししたモニュメントですが、実は町境3ヵ所に設置されているのです。三良坂町を訪れる際はぜひ注意して、このモニユメントを見つけてください。その時、あなたの中の「平和・人権・文化」の意識を確認してみてはいかかですか。
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