総領町の町名の由来はいたってシンプル。昭和30年(1995年)に田総村と領家村が合併して総領町となったのです。でも、そのときに組み合わせが違っていたら、もしかしたら田家町、領田町、総家町・・・なんて考えてみても、さすがに総領町が一番のようです。ちなみにイロハがるたの(そ)は「総領の甚六(そうりょうのじんろく)」です。「総領」には「全般にわたっておさめること、長男」などの意味があります。町名と一緒に覚えといてね。

 日本固有の可憐な野草であるセツブンソウ。その最大の自生地である総領町は、 四季が織り成す美しい自然が満喫できる町です。この町は、ほかの山間のまちと同様に週疎化が進んでいますが、過疎であることを逆手にとって、それを魅力に変えていくという発想のもと様々な活動を続けている「週疎を逆手にとる会」(民間団体)の発祥地でもあります。あふれる雑草を武器にした「雑草を喰う会」、 高齢者の知恵や技術を生かした「名人市」など、これまで、生産性が少ないと思われがちだったものを活用して町の魅力をつくりあげているのです。
このような会同様、町も斬新な取り組みを進めています。廃校を利用した「ふるさとセンター」は、宿泊・研修施設として整備され、広島市などから学生が訪れてにぎわっています。
 高齢化が進む町では、お年寄りも貴重な人材です。その技能を生かして特産品をつくるとともに、交流の場ともなっているのが、「ハートリンクス」(高齢者能力活用センター)です。ここでつくられる木工品やお面は、郵便局のふるさと小包で全国に届けられています。また、たとえ心身が不自由になっても輝きながら生活してほしいという願いから高齢者福祉の拠点「ユーシャイン」も整備され、入所者をはじめ、在宅のお年寄りにもサービスを提供しています。

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