台風4号における坂根堰の体制について

 梅雨前線の影響で12日未明から中国山地沿いで降り始めた雨は、台風4号(マンニィ)の影響を受けさらに活発化し、吉井川流域では台風が関東地方を通過する15日20時頃まで長時間降り続き4日間で132.5mmを観測しました。台風による被害は無く、堰地点の瞬間最大風速は18.6m(7/14 18:18)でした。
出典元:気象庁 14日15時雨量レーダ
                 つ せ
 坂根堰では、上流にある津瀬観測所(和気郡和気町(旧佐伯町))の流量が160m3/sを超えたため、12日11時00分より洪水警戒体制を執りました。
 梅雨前線と台風4号による降雨によって13日20時20分には堰への流入量は700m3/sを超えさらに増加するためゲート全開過程に移行しました。これは、急にゲートを開けると下流に大量の水が一気に流れて危険なため、堰の上下流の水位差を徐々に縮めるように堰から放流することです。
 増え続けた水は2,000m3/sを超え、坂根堰は14日22時32分にゲートを全開にしました。

 全開放流は翌15日14時45分まで続きました。全開放流が終わると、ゲートを下ろして通常の水位(T.P9.2m)を維持するために貯留を行います。この間、坂根堰では堰上流のパトロールを実施しました。台風が過ぎた15日は朝から天気もよく釣りなどに出掛けられている方も多く、川の水位が上昇することを呼びかけながらパトロールしました。

 こうして75時間余りにおよぶ坂根堰の洪水警戒体制は終了しました。
 今回の洪水は坂根堰が管理を開始した昭和55年度から歴代6番目の長時間体制で過去10年間では3番目の体制でした。

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坂根堰洪水警戒体制継続時間順位(S55年〜)
順位 洪水警戒体制日 体制継続時間 洪水要因
1 昭和61年07月11日 108時間30分 梅雨前線
2 平成18年07月17日 99時間10分 H18.7月豪雨
3 平成07年07月03日 96時間30分 梅雨前線
4 平成09年07月10日 96時間00分 梅雨前線
5 昭和56年06月26日 84時間15分 梅雨前線
6 平成19年07月12日 75時間45分 梅雨前線・台風4号
7/14 16:30撮影 7/15 07:10撮影

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