第3回 旭川流域委員会準備会(議事録要旨)

第3回旭川流域委員会準備会は、@今日の状況について(事務局からの報告)、A今後の進め方について、B旭川流域懇談会設置について、Cその他について審議を行った。

議事録要旨は以下のとおり。 

 1.今日の状況について(事務局からの報告)

準備会の質疑内容
質疑に対する意見・回答及び決定事項

全国の一級河川109水系を対象に社会資本整備審議会(河川審議会)で河川整備基本方針の策定を行っているが、治水・利水に加え環境など審議内容が多岐にわたっており、旭川での基本方針の策定が遅延する見通しとなり、河川整備計画について審議する「旭川流域委員会」設置までしばらく期間を要する見込みである。

諸般の事情で遅れることはやむを得ない。(準備会委員) - - - - - - - - - - - -  - - - - - - - - - - - -  - - - - - - - - - - - -  - - - - - - - - - - - - 

 
2.今後の進め方について
準備会の質疑内容
質疑に対する意見・回答及び決定事項

事務局は、これらの状況を踏まえ、「旭川流域委員会」設置までの間、「旭川流域委員会準備会」を一時休止するとともに、河川法の趣旨を尊重し、関係住民の意見を河川整備計画に反映させるための「旭川流域委員会」へのスム−ズな移行を目指し、旭川に関する情報の共有化及び河川整備における現状と課題について認識を深めるための「旭川流域懇談会」を設置することを提案した。

各委員から以下の意見が出され、「旭川流域委員会準備会」を一時休止し、「旭川流域懇談会」を設置することを決定した。

 

「旭川流域委員会」設置までに地域の方々からの声や情報を把握する機会となり、有効な手段である。

 

「旭川流域委員会」設置までの間、ただ「旭川流域委員会準備会」を休止しておくのではなく、市民の方々の意識も高められるようなものとして「旭川流域懇談会」を行うべきである。

 

他河川の流域委員会の事例を見ると、委員会と市民意識にかなりギャップがあるようだ。「旭川流域委員会準備会」休止の間をうまく利用して、旭川に関する共通の理解を深める場として懇談会を行うべきである。

 

事前に市民の生な意見を拾い上げて、「旭川流域委員会」へ反映した方がより良い。

 3.「旭川流域懇談会」について

準備会の質疑内容
質疑に対する意見・回答及び決定事項

「旭川流域懇談会」設置の決定に基づき、実施内容等について審議した。

「旭川流域委員会準備会」委員(7名)でスタートし、状況に応じて委員を追加することとした。

規約及び設立趣旨等については、事務局で案を作成し、審議することとした。

(1) 懇談会の枠組み

流域全体を捉えた懇談会形式は難しいが、色んな立場の方々から意見をもらい議論できる場面を作って行く方向を目指す。

(2) 懇談会と流域委員会との関係

「旭川流域懇談会」の意見が「旭川流域委員会」に反映でき、またフィードバックできる柔軟なシステムを作っておく必要がある。

「旭川流域委員会」が設立された以降の「旭川流域懇談会」の存廃については、今後審議する。

(3) 活動内容に関する意見

「旭川流域懇談会」で議論する内容として、以下はどうか。

「川を見ろ、水に親しめ」と言われるが、河川敷に車で進入できない、道路上に駐車エリアがないなど道路サイドを交えた課題について

人工的に洪水を起こして河床環境を改善する方法や渇水時の取水のあり方、河川維持流量の確保方法について

地球温暖化の問題と異常潮位の関係、生態系への影響と対策、防潮堤や堰の操作のあり方について

川とまちづくりの関係について(都市計画と法制度の問題)

淡水浴場(川での水泳)の復活について

河川内の植生(樹木・陸上植物・水生植物)の役割と維持管理について

洪水危険区域の都市化と対策についてもっと情報公開し、周知を図るべきである。

情報提供の要請も「旭川流域懇談会」の役目である。

「旭川流域懇談会」と百間川河口水門、百間川分流部、植生管理などの協議会(検討会)との関係については、兼任している委員を通じて検討状況を報告するなど、情報を共有化していくものとする。

(4) 懇談会の性格

あまり専門的な議論に偏ると一般市民は議論についていけない部分もあり、「旭川流域懇談会」は、行政と市民の橋渡し(プロモーター)を果たすものでなければならない。

「旭川流域懇談会」として一般市民にどのように働き掛けができるかが課題である。

(5) ルール作り

市民参加では、立場を抜きにして自由に参加し、自由に発言できる雰囲気とルールづくりが必要である。

市民参加の規模は、テーマによってことなるが、小規模なものが積み重なった方が良いのでは。(20〜30人程度のグループの結集)

 4.その他

準備会の質疑内容
質疑に対する意見・回答及び決定事項

規約の施行について

来年3月中に「第1回旭川流域懇談会」を開催し、設立趣旨、規約及び実施内容について提案し、承認された時点からとしたい。

 

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