塩水導入実験計画(案)に関する地元説明会開催
【地元説明会の概要】
●開催日・場所・参加者等

○日 時:平成17年12月22日、午後7時〜8時半
○場 所:岡山ふれあいセンター
○参加者:操明学区:18名、操南学区:22名、
       政田学区:15名、その他:2名、計57名
説明会の様子
●説明会の骨子と資料
○塩水導入実験計画(案)について (資料:協議会資料と同様)
●主な意見概要
発言内容の記録等について
・1回や2回の会合で済むとは思いませんが、逐次、会議の内容、意見や決定内容を記録し、地域へ広く広報することを約束していただきたい。

資料内容の訂正について

・平成16年1月に行われた町内会ワークショップの意見として、「塩水導入は沖元樋門までを限度としてほしい」とあるが、これは沖元樋門まで行ったら絶対だめですと訴えているもので、都合の良い解釈にならないよう表現を訂正していただきたい。

塩水導入について(総論)

・沖田新田は約320年前に干拓され、長年、塩害に悩まされてきた歴史がある。ようやく淡水化されたが、また塩水を入れるような危険なことは、絶対に反対である。

・水門がない頃、東風が吹けば稲に塩害が出た。風向きによっては、塩水は上流まで上ってくる。渇水時には砂川からポンプアップするため、砂川まで塩水がきたら大変な被害になる。また、被害は非かんがい期における野菜やイチゴにも発生する。

・塩水導入は、漁業面にはメリットがあるが、農業面では何のメリットもなく、デメリットばかりである。

・自然災害は農業共済を受けることができるが、塩水導入は人為であり適用されない。塩害が出た場合、補償問題になるが、その全責任を取れるのか。腹を据えて考えて欲しい。

・水の浄化なら、旭川から淡水を入れたり、ヘドロを乾燥させて除去したりするなど、他の方法があるはずである。塩水の導入を実験的にやるのであれば、別な場所でお願いしたい。

その他、個別意見・質問等について

・仮橋の締め切りを利用して、塩水が上流に行かないようにして実験してはどうか。

・水質、底質の改善を目標としているが、塩水の導入により本当に良くなるのか。

・参考事例として、利根川の説明があったが、利根川と百間川では成り立ち、地域性や昔からの利用の仕方が違うので、比較の対象にならないのではないか。
質問・お問い合わせ
 岡山河川事務所 調査設計課
 TEL 086-223-5101 / FAX 086-234-2298
 E-MAIL / info-okakawa@cgr.mlit.go.jp
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