ムナグロナガレトビケラ |
Stenopsyche marmorata |
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形 態 |
成虫:体長13〜16 mm、翅開長32〜38 mm。体は黒色で、翅(はね)は黒褐色である。ナガレトビケラ科の中では中型の種である。 |
幼虫:体長約18 mm。頭部は黒褐色で、頭部の長さは幅の1.5倍以上である。体は細長く、尾肢鉤爪(かぎづめ)は無歯あるいは小さな1歯を持つ。 |
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類似種 |
ヤマナカナガレトビケラの幼虫は、前胸部に濃い茶色のV型の斑紋をもつことで区別ができる。ヒロアタマナガレトビケラの幼虫は、前胸部に茶色の斑点があり頭部が幅広いことで区別ができる。 |
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生息場所 |
河川の上流域から下流域にかけての瀬の石礫の間に生息する。幼虫は巣を作らず裸で敏捷に動き回る。 |
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生活サイクル |
年1化以上と考えられ、初夏に成虫が出現するが、詳しいことは分かってない。 |
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繁 殖 |
交尾・産卵:主に幼虫の生息場所の近くで交尾・産卵が行われていると思われるが、詳しいことは知られていない。 |
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食 性 |
肉食性と考えられ、他の小型水生昆虫などを捕食していると考えられる。 |
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○ |
ナガレトビケラ科は多くの種を含み、しかも成虫と幼虫の関係が不明である種が多いため、さらに詳しい調査・研究が必要である。 |
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