使い方
◎本書の構成
 この本はフィールド携帯用として作成したものであり、フィールドで見かけた生物について、より詳しい知識を得るために、各生物の生態特性を中心に多様な情報を記載している。
 収録した生物は水辺や水中に生活する生物のうち、肉眼で見ることのできる
 @植物、
 A水生昆虫、
 B陸生昆虫、
 C魚類、
 D貝類・甲殻類・環形動物、
 E鳥類、
 F両生・は虫類、
 Gほ乳類である。
◎掲載種数
 この本は植物42種、水生昆虫20種、陸生昆虫34種、魚類40種、貝類・甲殻類・環形動物16種、鳥類39種、両生・は虫類23種、ほ乳類5種の計219種類を記載している。
◎記載生物、選定の基準
 主として本州の河川で一般的に観察される動植物を対象とした。選定にあたっては「河川水辺の国勢調査」で確認された種を参考にし、編集委員会で決定した。
植物: 川の水中、水際、河原、堤防に生育する植物の中から主要な被子植物の草本および木本・シダ植物・コケ植物を選定した。
水生:陸生昆虫: 水際、河原、堤防で観察される代表種を選んだ。
魚類: 「河川水辺の国勢調査」で確認された淡水魚の中から代表的な種を選んだ。
鳥類: 生活や繁殖の場として水面や水辺を利用する鳥類の中から、代表的な種を選定した。
その他の生物: 川を生活の場として利用する貝類、甲殻類、環形動物、両生類、は虫類、ほ乳類の中から代表的な種を選んだ。
◎分類
 分類及び和名、学名は、原則として「河川水辺の国勢調査のための生物リスト−平成11年度河川版−」に従った。ただし、コケ植物等の上記リストに記載されていない種については、下記文献に従った。
 植物−『植物目録』環境庁自然保護局 1987年
 昆虫−『日本産昆虫総目録』九州大学農学部昆虫学教室 1990年
 その他の生物−『学術用語集(動物学編)』文部省 1988年
下図のオレンジのをクリックしたら説明が出ます。