セイヨウアブラナ
 Brassica napus
分 布
ヨーロッパ原産の帰化植物。明治初期に油をとる目的で栽培され、それが野生化したといわれている。北海道・本州・四国・九州に帰化している。
分 類 被子植物 双子葉植物 離弁花類 アブラナ科
生活形 1年草
生 態
大きな河川の河原に群生する。県内では江の川、太田川、芦田川、瀬野川などに多い。しばしば、セイヨウカラシナと混生している。
形 態
1年草で、晩秋に発芽して、冬を越し、春に開花して、5月頃には枯死する。茎は直立し、高さ50 cm〜1 m、枝を分け、全体に白い粉をふいたように白っぽい。茎の上部の葉は柄がなく、茎を抱いている。
 花は4月に開花し、あざやかな黄色。花びらは4枚、長さ10〜18 mm。果実は5〜10 cm、先端に5〜25 mmの嘴状(くちばしじょう)の突起がある。
類似種
セイヨウカラシナは、しばしばいっしょに生えているが、全体に紫色を帯び、葉を噛むと辛い。花は小さく、花期はセイヨウアブラナより1〜2週間ほど早い。
生育場所(太田川での分布)
上流域とデルタには見られないが、可部から下流の河原には多い。
生活サイクル
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