ケフサイソガニ |
Hemigrapsus penicillatus |
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分 布 国内では、北海道以南から沖縄まで日本全国に広く分布する。国外では、朝鮮半島、中国北部、台湾、ハワイに分布する。
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形 態 |
甲幅約30 o。北方では大型になり、甲幅約35 oに達する。 |
前側縁には眼窩外歯(がんかがいし)を含めて3歯があり、掌節外面ならびに頬域から外顎脚にかけて濃色の小斑点が散在する。ハサミは左右同じ大きさで前節は特に肥大している。成熟した雄のハサミの指部には毛の房があるが、雌や幼若個体では見られない。 |
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類似種 |
同じ環境に生息する種としてイソガニがあり、イソガニでは歩脚に赤紫色の横縞があるため容易に区別できる。 |
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生息場所 |
河口域や海岸の潮間帯にある転石の下に多く生息する。 |
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生活サイクル |
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繁 殖 |
繁殖時期:抱卵盛期は7月頃。高緯度に生息するものほど産卵期間が短く、産卵回数も少ない。 |
繁殖場所:生息場所と同じ。 |
発生:受精卵はゾエア幼生で孵化し、海水中を浮遊しながら変態した後、稚ガニとなって着底する。 |
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食 性 |
泥中の有機物を主食とする。 |
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